こんばんは、潔く銀です。久しぶりに皆既月食を撮影する機会が巡ってきたので、自宅前でサクッと撮影してみることにしました。
この日は2022年11月8日以来、約3年ぶりに皆既月食が日本全国で見られるということで、阿蘇へ撮影に行こうと思っていたのですが生憎の仕事の都合で無茶できないため、大人しく自宅前で三脚を立てて撮影することにしました。

皆既月食が始まった1時半ごろからセッティングして、カメラを構えると既に部分食が始まっている状態でした。普段は見ない月の欠け方、前回は撮影できなかったので食の最大まで撮影を続けます。

2分置きにシャッターを切りますが、月が半分以上かけたくらいから皆既部分が見え始めました。ターコイズフリンジはほぼ見えていませんが薄っすらと見えています。センサー性能が高まり、過編集が成り立つようになった影響で撮れるようになった天体ショーです。かなりガッツリ編集入れないと現れないので、メインカメラのSONY α9IIIだとDレンジが足りない。今回はそれが理由でSONY α7IIIをメインに使っています。

白い部分がうっすらと残っているところで、一気に撮影設定を変えて真っ赤になった月を記録しました。過去に撮影したことはあるのですが、学生の頃だったので大した写真ではありませんでした。今回、撮り直すことが出来てよかったです。

皆既月食の最大近くで撮影した一枚です。完全に真っ赤な月、非常に美しかったです。

連続で撮影した写真を簡単にGif画像にしてみました。部分月食の始まりから皆既食の最大まで・・・カメラを動かしながら出来るだけ真ん中に合わせて記録しました。Gif画像は容量の関係でブログに載せようと思うと調整が難しいところなのですが、今回は枚数が少ないので解像度高めで編集しました。

ちょうどいいレンズがなかったので、今回はオールドレンズで対応しました。こういう時にMC-11が無かったり、FEレンズが無いと困るのでさっさとMC-11か予備レンズを使えるようにしておかないといけないなと思いました・・・ずっと思ってるのですが・・・(笑)


この日の熊本市天候は下り坂。そろそろ寝ないと翌日の仕事に影響しそうなタイミングで良い感じの雲がやってきてくれました。ただ、普通の夜空と絡めても面白くないので、長秒露光に変えて流れる雲と絡めて最後に撮りました。少し広めの画角に設定すると、これが出来るので良いです。ただ、タムロンのオールドレンズなので赤い色収差が出てしまっています。今回は月が赤いので目立っていないという絶妙な感じになってますが(笑)
というわけで、久しぶりの天体ショーを撮影しました。自宅前での撮影でしたが良い感じに楽しむことが出来ました。次回の皆既月食は、2026年3月3日の夕方のようなので撮れるならば行きたいところです。それでは!
P.S
前回の天体ショーはアトラス彗星の撮影でした。条件は全然良くないときに撮りましたが、一応記録程度に撮影したものです。
久しぶりに500円で購入したタムロンの200単、ジャンクレンズとして購入しましたが良い感じに撮影することが出来ました(笑)