変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

2025年になって今更Canon EOS M6を真剣に使ってみる

こんにちは、潔く銀です。今回は、Canon EOS M6を借りる機会があり、じっくり使ってみたので感想をまとめていきます。

 

今回、Canon EOS M6を借りることが出来ました。撮影日記の方でもちょこちょことEOS M6を使用した写真を使用しておりますが、ちょうどそのタイミングが使用期間でした。果てしなく忙しい期間でしたが、2か月ほど借りることが出来たので色々な状況で使用してみました。今回、使用してみてとても良い感触だったので記事をまとめていきたいと思っています。

 

global.canon

 

EOS M6は2017年発売のミラーレス一眼レフです。2400万画素CMOSセンサーに加えて、当時最新だったDIGIC 7を導入したミドルレンジのラインナップでした。小型で軽量、デザインはどこかクラシックなところもあり、見栄えはとてもいいカメラです。発売当時は、アルバイトでカメラ販売などもやっていたので、もっとEF-Mマウントのレンズが豊富だったら、爆発的に売れたカメラだったかなと思っておりました。知り合いのプロカメラマンも使用しており、軽量で写りも良く今でも使用しているとのことで気になっていたカメラでした。今回は、ダブルズームキットのレンズを借りることができたので、標準と望遠の2本を使用して鉄道および風景、スナップを中心に記録してみました。

 

Canon EOS M6 + EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM

 

まずは、とある日のSL人吉から試験を開始しました。始めはデフォルト設定で撮影したため、撮って出しでまずは画像を確認します。この日は、撮影条件が非常に良く雲一つない快晴で撮影しがいがありました。
JPEG撮って出しは、可もなく不可もなくという感じですが、Canon特有のべたッとした感じの画像でした。昔からですが、CanonJpegは好みではないです。

 

 

 

Canon EOS M6 + EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM

 

最初はJPEG撮って出しで遊びましたがやっぱり質が低いので、すぐにRAWで撮るようになりました。阿蘇の景色をLrで編集後の画像です。Jpegだとちょっと眠たい画像ですが、RAWでハイライト等を調整すれば結構データが出てきます。7年以上前のCMOSセンサーですが思っている以上にデータが残っていました。まぁ、世代が近いSONY α7RIIと比べると全然なんですけど・・・

 

Canon EOS M6 + EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM

 

順光条件だと、それなりに綺麗かなとは思いますが遠景の繊細な描写は少し微妙・・・加えて、キットレンズは個体差か分かりませんが左下の解像度が非常に悪くて片ボケが発生しているのではないかと思いました。この辺は、安いレンズということもあってあまり描写は良く無さそうです。
写真は、3月上旬の阿蘇です。ちょうど、野焼きが終わった週明けで黄砂の影響がない日でした。もう少し遠くに見える九重山が写ればいいのになと感じたのですが、当時のAPS-Cにしては良く写っているのではないかなと思っています。

 

Canon EOS M6 + EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM

 

出張先に散歩してた海岸を歩いている先でのスナップです。謎に木が重ねられており不思議な感じでした。この写真はF8まで絞って記録しているのですが、周辺光量落ちが見られました。もう少しマシかなと思っていたのですが、コンパクトさを重視した沈胴式のレンズは設計的に無理があったのではないかと思いました。

 

 

 

Canon EOS M6 + EF-M 15-45mm F3.5-6.3 IS STM

 

周辺光量落ちに関しては、曇りの条件だとあまり目立ちません。この画像はF5.6でワイド端で記録していますが、そこそこ目立たずに撮ることが出来ます。DL人吉引退間近の一枚ですが、この写真をEOS M6で記録しておいてよかったなと思います。ISO800レベルであれば、それなりに綺麗な画質です。
連写性能は秒間7コマあるので、鉄道撮影で連写が必要なシーンでも活躍することが出来ます。この一枚は少しアンダーよりに撮影して、シャドウを持ち上げる処理をしているのですが、曇天レベルであれば空のディテールを残したまま、自然な色のまま車両を明るくできます。思っている以上に画質が良くて驚くことがあります。本当に、良いレンズさえあればよかったのにというところです。

 

 

Canon EOS M6 + EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM

Canon EOS M6 + EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM

 

ただ、望遠レンズだけはかなり画質が良くて驚きます。テレ端開放で撮影しているのですが、驚くほどの解像感ときめ細やかな描写にびっくり。本体のモニタでは分からなかったのですが、4Kで見ると嘴の質感まで見られます。キットレンズだからといって、侮れないレンズです。記録写真だけなら全然問題ないレベルです。

というわけで、意地悪な条件での検証はしていませんが、7年前のミラーレスとしては凄く良くできたカメラで、当時よく売れていたことが分かりました。普段、SONY機を使用しているものにとっては、しっくりこない操作感でぎこちなく使用していたもののお散歩カメラには最適です。バッテリーの持ちは良くないので少し考え物ですが、軽くお出かけやサブカメラとしての運用には最適かなと思います。ただ、中古市場はEOS M6は5万円ほどすると考えると意外と高い。それほど良いカメラであるという評価を相場が語っているとも言えます。初心者が初めて使うレベルでは最適ではないかと思っています。

個人的には、EVF-DC2とEF-M 32mm F1.4を組み合わせれば、見た目もおしゃれで撮影もガチれる最強のスナップカメラになるのではないかなと思っていたりします。今やRFマウントに移行して発展することはないマウントですが、サードパーティ含めるとそれなりに選択肢はあるので、カメラオタク的には面白いのではないかと・・・自分も少し欲しくなりつつあります。EF-EOS Mアダプターを手に入れて色々と使ってみたいところです。

現在はSONYユーザーとなりましたが、元はCanonユーザーなので吐き出す画に懐かしい感じがしました。2か月借りることが出来ましたが、また借りる機会があれば使いたいところです。

 

P.S

過去のカメラレビューは、思い出のEOS 1D markIIIをPick Up。キヤノンは無難で仕事が出来るカメラなので好みです。出てくる画像にはキヤノンらしさがあります。どこかEOS M6にも似たものを感じました(笑)

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