変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

FUJIFILM C200をレビューする

こんにちは、潔く銀です。

 

今回は、大学生時代に愛用していたカラーネガフィルムを紹介しようと思います。
その銘柄は、FUJICOLOR C200というものになります。

最近、カラーネガは少しずつ値段が上がってきており道楽的なものになってしまいました。どうしてもたくさんフィルムで撮影したいけど、お金はあまり使いたくないという方にオススメしたいフィルムです。

 

 

 

FUJICOLOR C200について

 今回紹介するフィルムは、FUJIFILM海外向けに輸出しているフィルムになります。つまり日本で売られているのは逆輸入品となります。

感度200のフィルムは種類が少なく、私自身が使用したことあるフィルムとしてはKOD AK GOLD200ぐらいです。なので、今となっては貴重な銘柄になっています。

そして、この製品の特徴としては価格がとても安いこと。現在、販売されている36枚撮りのフィルム1本は800円ほどします。しかし、C200は1本あたりが600円ほどになります。なので、200円ほど安いのでコストパフォーマンスが良いです。

ただ、多くのカメラ屋ではFUJIFILMのISO100の業務用フィルムが置いています。価格はマチマチですが50円から100円ほどC200の方が安い印象です。しかし、注意しないといけないのが、このフィルムは10本セットが基本的です。たまにバラ売りしてくれている店があったりしますけど、10本買うと6000円ほどするので注意が必要です。

 

 

 

過去に撮影したもの

 

というわけで、ここから過去にFUJICOLOR C200を使用して撮影したものを載せていきます。使用したカメラやレンズなど、様々なのでそれも見ながら楽しんでもらえると嬉しいです。

 

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Canon AV-1 + FD 300mm F5.6 S.C

 

 

撮影場所は浅草寺です。撮影日はこれも2014年夏の写真になります。東京に遊びに行った際に浅草に立ち寄ったので、歩きながら撮影をしました。

このフィルムは本当に癖がないフィルムで、どんな撮影シーンでも素直に表現してくれます。赤色、緑色、黄色 、どんな色でも違和感ない仕上がりにしてくれるのが良いところです。C200を使用するようになった最大の理由だったりします。

 

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Canon AV-1 + New FD 50mm F1.4

 

撮影場所は兵庫県某所。撮影日は2015年夏になります。とある路地裏で撮影した一枚になります。傘を干しているなんでもないシーンなのですが、逆に癖が皆無なことが癖となり、とある写真系サイトで評価を受けた一枚です。

使用機材のNew FD 50mm F1.4はカラーバランスが整った癖のないレンズであり、使用フィルムもとても素直な表現をし、撮影シーンもなんでもない日常でした。たまたま揃った条件なのですが、スナップ写真を撮るにおいてはかなり重要だったりします。「ありのままを撮る」ということを達成してくれる組み合わせですね(笑) 

 

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PENTAX ES II + SMC TAKUMAR 35mm F2

 

撮影場所は、姫新線の某所です。カメラは過去に使用していたPENTAX ESIIです。撮影日は2015年の夏だったと記憶しています。冷たい川の中に入って撮影をしました。

C200らしさと言えば、空を撮影したときに特徴が出ます。シアンに色被りはしないけど、シアンが強く出る傾向がこのフィルムの特徴です。他のフィルムにはない特徴的な傾向で、夏の写真などに向いているなと思いよく使用していました。

 

 

 

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MINOLTA α-9 + AF 28-70mm F2.8

 

撮影場所は兵庫県西宮市甲山になります。とある日の朝焼けを撮影しに行った際に撮影をしました

何気に当ブログには初登場のMINOLTAのカメラで撮影した写真。私は、初めてのカメラはMINOLTAから入っており、α-9は憧れのカメラの一つでした。縁あって出会うことができ、試し撮りをした際の一枚がこの写真になります。

FUJICOLOR C200は素直な描写をするため、ありのままを撮影します。なので、イマイチな朝焼けだったりすると地味な発色になってしまい映える写真は撮ることができません。

 

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Canon EOS 1N HS + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影場所は鳥取県某所。強烈な夕焼けに出会い撮影した一枚になります。肉眼でもすごい焼け方をしていてとても綺麗だったことを今でも覚えています。

素直な描写ゆえに、朝焼け夕焼けが綺麗なシーンを撮影すると、リバーサルフィルムのような発色になったりします。とても綺麗な発色をしてくれる時もありますし、一つ前みたいに色が薄く出たりする時もあります。長く使うとどれくらい色が出てくるか分かるようになると思います。

まぁ、この一枚に限ってはLレンズを使用しているからかもしれませんけどね(笑)

 

 

 

 

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OLYMPUS XA

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OLYMPUS XA

 

このカメラも初登場になります。OLYMPUS XAという高級コンパクトカメラです。興味のある方は調べてみてください。

このフィルムの特徴は、素直な描写でありのままを写すというところなのでスナップにはもってこいのフィルムです。そこで、XAに入れて遊んでみたのですが想像通り相性が良く、「素直な写り」で何気ない日常を切り取ってくれるので雰囲気は抜群です。

FUJIFILMのPRO400HやKodak Ektar100など、癖のあるフィルムとは違い素直なフィルムゆえ派手さはないものの初心者が最初に使うフィルムとして最適であると私は思います。

 

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PENTAX ES + SMC TAKUMAR 50mm F1.4

 

 撮影場所は香川県丸亀市某所。瀬戸大橋とその周辺の街を写した一枚になります。撮影日は2018年8月頃で、かなり最近の写真になります。

デジタルとフィルム、両方を使用していて一番はっきりと違いが出ると思うのが夜景撮影です。蛍光灯や水銀灯の緑被り、強い点光源に対してのフレアの出方などなどデジタルと比べると大きく違いが出ています。

そして、この癖のないフィルムは素直にフィルムらしさを教えてくれます。リバーサルや他のカラーネガでは点光源ごとの色被りがかなり出てきますが、このフィルムではそれが少ないです。暖色に対しても寒色に対しても普通の描写でありとても扱いやすいです。色被りをフィルムらしさと感じる人にとっては、あまり面白味がないフィルムだったりしますけどね(笑)

 

というわけで、過去に撮影してきたFUJICOLOR C200を使用した写真はここまでになります。なんとなく傾向が掴めたでしょうか。良い意味で癖が少なく、とても扱いやすいフィルムとなっています。

 

 

 

 

 

FUJICOLOR C200まとめ

 

正確に調査はしていませんが、関西ではあまりお店で見かけることはないですが、時々見かけるFUJICOLOR C200。海外向け輸出モデルになるので、わざわざ逆輸入しないとダメで取り扱っている店が少ないのかもしれません。関東ではそこそこ扱っている店がありそうですけどね。

コストパフォーマンスに優れていますが、扱いやすいフィルムゆえにすごく気楽に使えるフィルムです。業務用フィルムを買うよりもこっちのフィルムを10本買った方が良いのではないかと私は思います。ISO200で使えるというところもポイントですね。

描写の傾向は、非常に素直で癖が全くありません。強いて言うなら、青空を撮影したときの色が特徴的でシアンが強く出る印象があります。爽快なシーンを撮影するにはうってつけです。
また、癖がないためスナップ写真や旅行写真にはもってこいです。フィルムらしさを強く味わいたい方には刺激は弱いかもしれませんが、純粋なフィルムらしさはこの銘柄に詰められていると私は思っています。初心者には非常にオススメです。

 

過去作を振り返りながらレビューをしてみたのですが、参考になりましたでしょうか。カラーネガなら、僕はFUJICOLOR C200のファンです。もし、FUJICOLOR C200ファンの方がこの記事を見られたのなら、何かしら反応していただけると嬉しいですね。

 

それでは!!!