こんにちは、潔く銀です。今回は、当ブログ開設してから4本目のVenus800を使ったので記事にしたいと思います。
前回の記事は上のリンクになります。前回は、Canon F-1を使用して羅臼の観光船してオオワシやオジロワシの撮影をしました。かなり見所が多い記事なので、何度も見て欲しいなと思います(笑)
今回使用するカメラ
3本目までは、Canon F-1を使ってきたのですが今回はCanon EOS 1N HSにVenus 800を詰めることにしました。Venus800を詰めるまではKodak Ektachrome E100を詰めていました。北海道旅行中ではリバーサルフィルム担当でした。
しかし、予想よりフィルムを消費してしまったので余っていたVenus800を使用することにしました。北海道旅行の後半は天気が悪くなるのも分かっていたので高感度フィルムが活きるという考えもありましたが(笑)
撮影対象としては、釧路湿原のタンチョウをメインに考えてました。雪降る中のタンチョウを撮影したいと思い、どうせならフィルムでも撮ろうと考えてました。
釧路湿原での写真
初めは、キハ54の撮影から始まりました。サンヨンとの組み合わせでAFを用いて撮影しています。意外とAFも使えるなぁと思いました。
ちなみに正面は、SONY α7IIIで撮影しています。EOS1Nで撮影するかも少しだけ迷いましたが、やっぱりフィルムで撮ったほうが雰囲気が出ます。
この後は、釧路湿原の夕焼けを撮影しました。ちょうど、この記事1枚目に載せている写真の組み合わせで撮影しています。これぞ、Canonのフラグシップ機みたいな見た目になってます。
デジタルで撮影した写真は下のリンクになります。鉄道に風景に、釧路湿原は色々な写真が撮影できるので魅力的です。
タンチョウの写真
ここから、今回のメインターゲットであるタンチョウの写真を載せていきます。 EOS 1N HSが現行品の時代だと明るいレンズを使ってシャッター速度を稼ぐのがセオリーだったと思うのですが、今回は150-600mmになるので高感度でシャッター速度を稼いでいきます。こういう時に高感度フィルムが役に立ちます。
ここから、タンチョウの写真を載せていきます。150-600mmとの組み合わせで使用するのは初めてではないですが、久しぶりに使用することになったので設定をどうするか迷いました。今回は、あえてONE SHOT AFと単写の組み合わせで撮影しています。
とりあえず、大きめに最初は撮りやすそうなところから撮影し始めました。背景が雪なので、羽の白い部分が表現できるのかなと撮影しながら思っていたのですが、やっぱりフィルムのダイナミックレンジはすごいなぁと感心しました。デジタルだとかなり厳しかったり、編集しないと表現できなかったりするのでフィルムとデジタルはやっぱり少し違うなぁと思います。
タンチョウの容姿は気品があり、ファインダー越しに見ながらも楽しんでいました。特に下の一枚を撮影した瞬間は、かなり綺麗だなぁと思いながら撮りました。ちょうど晴れているところだったので、逆光気味でしたがシャッターを切ってみました。少しオーバー気味の設定で、フィルムらしい雰囲気を出すことができたんじゃないかと思ってます。
ここから、雪が降り始めた時の写真になります。SONY α7IIIの充電がなくなり、EOS 1N HSでしか写真を撮れない状況になったので、思い切って狙いのシーンに挑みました。ここ数年は、デジタルカメラがメインになったのでフィルムで真剣に撮影するのは久しぶりでした。
おそらく、雪が降っているタイミングで一番良かった時がちょうどこの2枚を撮影した時でした。タンチョウのいる位置も非常に良く、背景に木があるところに居たのでいい写真を撮ることができました。
この写真の雰囲気がVenus800らしくて良かったです。高感度フィルムですが、発色が非常に良く木の微妙な色なども拾っています。やっぱり、デジタルもフィルムも両方使うべきですね(笑)
デジタルで撮影した分を公開した記事でも、似たような写真を撮っていますがフィルムでも撮影しておきました。風景的に撮影した写真ですが、発色の良さが写真をいい感じにしてくれます。
Venus800は、夜のスナップに使われがちですが野鳥や鉄道というジャンルを撮影するにもかなり良いのではないでしょうか。
一応、デジタルで撮影した雪のタンチョウ写真は下のリンクから見ることができます。本記事に載せたフィルム写真と比較してみてください。
最後におまけでオオワシの写真を載せておきます。釧路湿原を車で移動中にたまたま見つけれた子でした。かなり近づいても逃げなかったので楽に撮影できました。おかげで、かなり絞って撮影することができたので、鮮明に写すことができています。かなりリアリティある描写になっており、お気に入りのカットです。
今回の使用感まとめ
今回は、悪天候見越してのVenus800の選択だったので、曇天の写真がほとんどでした。ただ、しっかり露出を稼ぐことができれば、かなり良い発色をしてくれることがこの記事を通して伝われば良いなと思ってます。
フィルムで野鳥撮影をしている人は、今の世の中ほとんどいないと思います。しかし、上手に撮影することができれば、雰囲気のある良い写真を撮ることができます。むやみやたらにシャッターが切れないのである程度のロスは念頭に置かないといけませんが・・・この記事を見て、フィルムカメラでも野鳥撮影してみたいと思ってもらえたらすごく嬉しいです。
Venus800は、2019年12月で出荷終了になっているので、そろそろ買いだめしておかないとまずいかもしれません。使えるフィルムの銘柄がどんどん減っていくのは悲しいところですが出来るだけ使っていきたいですね・・・次はいつ使う機会があるか・・・
下のリンクから一つ前の記事も見ることができるので、良かったら下の記事も見てください。