こんにちは、潔く銀です。今回は、Nikon F3に5本目のVenus800を詰めて遊んだので記事にまとめたいと思います。
今回使用するカメラ
今回は、人生で初めてNikonのフィルムカメラを使用しての撮影になります。Nikon F3をお借りすることができたので、1年近く眠らせていたジャンクのAi AF-S 80-200mm F2.8Dと組み合わせたりして撮影することにしました。本当は、早めに現像に出してササッと更新する予定でした。先日80-200mmを初めて使用した記事を更新しましたが、本当はこの日が最初に使用した日でした。
今回のフィルムは、梅雨のシーズンでの使用になったため高感度フィルムが良いと判断したので、思い切ってVenus 800を使用することにしました。まぁ、正直なところ業務用フィルムを使用してもよかったのですが・・・(笑)
雨の日にしか持ち出せなかったので水量が増えた鍋ヶ滝の記録をするために、使用することにしました。
今回の撮影結果
今回は、天気が悪い日に使用するということでVenus800を使用するにはもってこいの条件でした。天候は雨で、肉眼ではかなり暗い状況でした。ただ、気がなくて空が見えているところでは余裕でシャッターを切ることができます。
この日は、SONY α7IIIとEF 24-105mmの組み合わせで撮影しており、ほとんどレンズを持ち合わせていなかったため、望遠を使用した写真はNikon F3に任せるつもりでしました。ただ、この時はこのレンズがちゃんと写るかどうかもわかっていなかったので、ダメもとでの使用でしたがw
ちなみに、期待以上の描写をしており、見えにくいですが雨粒まで解像をしています。恐るべき80-200mmという感じです。
続いて、ワイド端に近い画角での撮影です。使用していて、テレ端よりも写りが良いのではないかと薄々感じています。簡単な記録のつもりだったのですがいい雰囲気を出してくれるので、このレンズの信頼度がどんどん上がっていたり(笑)
適当にシャッター切っていますが、被写体に良い雰囲気を持たせてくれる傾向はこのレンズの特徴なのでしょうか・・・それとも、歳をとってニコンレンズの良さがわかるようになったのか・・・
ここから、レンズを変えて広角単焦点を中心に鍋ヶ滝の色々な表情狙いで撮影をしていきます。と言っても、過去記事で撮影した感じと似たような写真をフィルムで記録していくだけなんですけどねw
この日は、水量が多く限定された立ち位置からしか撮影できなかったせいで、かなり構図に制約がありました。デジタルで撮影した分と比較してもらうとフィルムとデジタルの差がわかると思います。
シャッター速度を変えて撮影をしてみました。あくまでも色々な鍋ヶ滝の記録のために設定をごちゃごちゃ変えています。スローは、SS1/8くらいまで落としているのでよーく見るとぶれているような気がしますがご愛嬌ということでw
この雨の中でも観光客の方がちょこちょこ訪れるので、鍋ヶ滝周辺では三脚を使用せずに撮影をしています。
定番の写真ではないですが、ありがちな写真を色々と撮影をしています。フィルムの階調の広さを活かして、明暗差のあるシーンを狙っています。やっぱり、ネガは少し明るめに設定するのがベストですね。
デジタルだと編集しないといけないところ、フィルムだと白飛びせずに粘ってくれるので大胆に設定してもなんとかなるイメージがあります。
後、何気に一緒に借りていた28mm単は目立ったスペックではないですが、ありのままをきっちり写してくれるので、記録写真には向いているなと思いました。
最後は、滝にベタベタに張り付いて撮影しました。借り物だったので、水にできるだけ気をつけて撮影をしていました。まぁ、少しくらいなら大丈夫でしょう。
いつもフィルムカメラを使用する時、よっぽど大切なカットではない限りは露出計を使用して撮影しません。今回の撮影でも露出計を使用しておらず、感覚で記録をしておりますが意外と露出感は狂っていなかったようで、狙い通りの露出で撮れているものが多かったように感じます。最後のカットは特に狙い通りの一枚だったりします。
記録目的でシャッターを切っていたのですが、そこそこ良い写真が撮れたように思えます(笑)
今回の撮影結果
今回は、Nikonのフィルムカメラを初めて使用して撮影をしました。普段使用しているマニュアル機はCanon F-1なので、色々と操作が逆なので戸惑うことが多々ありました。ただ、Nikon F3はとても良いカメラで使用していて楽しかったです。
今回の撮影では、高感度を活かして手持ちで撮影をしています。露出が少ない状態でも、絞ってしっかり撮影することができるので、かなり重宝しますね。もし、私がフィルムでしか撮影できない時代に生まれていたら、高感度フィルムを多用して撮影していたかもしれません。とても便利だなぁと思うのでw
そして、Venus800の在庫が無くなったのでこれがVenus800を使用する最後の機会になったかもしれません。また、どこかで手頃な価格で見つけたら購入する予定ですが、おそらく市場で見かけることは減ると思います。
というわけで、久しぶりのフィルムの記事でした。それでは!