変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

EF 70-200mm F2.8L USMを壊したので、無理やり直してみる。

 

 

こんにちは。潔く銀です。

最近、壊したレンズを直すために色々とテストしたりしているので、忘れないために備忘録感覚で書いていこうと思います。現在、使えるようにしようと思っているのはタイトルにある通りキヤノンの白いレンズ、「EF 70-200mm F2.8L USM」という少し古いけど現行品という超絶ロングセラーな型番のレンズです。 

 

今年の3月に京丹後鉄道を撮影に行った際、 所有しているEF 70-200mm F2.8L USMを落下させてしまい、マウントが歪んでしまいレンズをカメラに取り付けられなくなりました。

かなり高頻度で使用していたし、すごく便利な画角だし使い勝手もかなり良かったので、最初はすごいショックでした。

幸い鏡筒が歪んで光学系に影響したり、基盤が故障している訳ではないと思うので、なんとか自力で直せるのではないかと考えました。おそらく電子接点さえ合わすことができれば再び動き出すはず・・・

元々はジャンクレンズなので壊れてしまっても良いので、分解してみようとしました。
しかし、ネジが固すぎて外すことができずナメてしまいましたorz

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iPhone8

 

というわけで、路線を変更して曲がったところを無理やり直すことにしました。ドライバーを使いながら、ハンマーで少しずつ歪んだと思われる場所を叩きながら微調整・・・
マウント部の傷は、落とした時にできたものです。微妙に失敗してしまっているところもありますけどね(笑)

少しずつ入りそうな雰囲気になってきて、Canon EOS 7Dに取り付けてみるとギリギリ装着可能にすることができました。しかし、肝心のMC-11に取り付けるときは、かなり力を入れて装着しないとダメだったので、まだまだ微調整が必要だなぁと思いました。

 

とりあえず、装着可能になったということで、Canon EOS 7Dに装着してテスト撮影をしに行きました。場所は、地元から近い阪急伊丹線へ行きました。
列車の速度も遅く、単調な構図になりがちな路線なので、機材テストにはうってつけのポイントです。カメラを導入してテストするたびに伊丹線に訪れるほどです(笑)

 

 

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

というわけで、早速撮影してみたのですがいきなりAFを外すという・・・
ピントは5118Fの顔にAFポイント持って行って撮影しています。この日は天気が悪く、阪急だしピントが合わせにくかったかなと思ったんですけど、今までこういうシーンでも平気で合わせてきたので、やっぱりおかしい・・・


最近、サブのサブになっているEOS7Dを久しぶりに使用したので、もしかしてカメラ側の故障かもしれないと、この瞬間から焦り始めました。どうして、予備のレンズを持ってこなかったんだよと嘆きました(笑) 

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

AFの外し方が少し怖い感じだったので、止まっている被写体でテスト撮影をしてみました。問題なく動作をしているため、たまたま外れただけだろうと思い、次の撮影へ。 

 

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

というわけで、折り返しの5118Fを撮影。思いっきりピントを外すという・・・
「ピピッ」っていう音が何回も鳴っていることを確認し、AI サーボAFになっていることも確認済みだったので、いよいよ危ない・・・

 一応、ほぼあり得ませんがEOS7Dのファインダーが悪影響を及ぼしていることを考えてMFで撮影してみることにしました。

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

ファインダーとのズレが生じている可能性があるかと思いましたが、後追いで置きピンで撮影してみて、それなりにちゃんとピントを合わせることができているので、光学に問題はないのかなぁと思いつつも、背景のボケ方に違和感を覚えました。

撮影しているときは、液晶でしか見ていなかったんで、そこまで違和感がなかったのですが、PCで見てみると背景のボケが異常に汚い・・・いくら最初からジャンクレンズとはいえ、ここまで酷くなかったですねぇ。

ちなみに前は AFを使用して撮影したんですが、やっぱりピントが奥に抜ける現象が発生していました。

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

次はトリミング前提で撮影しました。ラッシュ時間帯に入り阪急伊丹線は3本体制に変わりました。その時に実現した古い車両同士の並び。これは正直なところラッキーでした。

重要な一枚になると感じたので、MFにしてしっかり撮影しました。しっかり並びを撮影することができて、テスト撮影でしたがこれだけ本番並みに気合いを入れて撮影しました。

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

止まっている車両を撮影したのですが、これもまさかのピントが合わないという・・・ちゃんと合焦時の音はしているのに、外れているということはおそらくレンズが悪影響をしていることがわかりました。ただ、ファインダーで見ていると合っているように見えるのが非常に不思議でした。

しっかり重要な一枚はMFで撮影しておいてよかったです。この写真もぱっと見は合っているように見えるんですけど、ピントの位置は車両の側面という・・・どうなってやがる・・・

 

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM


これを撮影したのが1ヶ月以上も前になるのですが、この車両がそろそろ危ないということを知っており、伊丹線の代走を見れるのはおそらく最後だろうということで、信頼できないAFで撮影するのを一旦やめて、MFでしっかり記録をしておきました。

この5113Fは伊丹線の予備車という扱いになっており、未更新前照灯も貴重な存在ですし、パンタグラフの位置、シンプルな見た目が好きで、過去はこの車両が代走に入った際は必死で撮影していました。
今回は、最後になるかもしれないと思ったのですが、つい最近正雀に回送されて廃車になるかと思ったらすぐに西宮に帰ってきており、最近も伊丹線の運用についているようです。

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

これもいつかは貴重な記録になると思ったので、このシーンも撮影しておきました。なんでもないシーンではあるんですけど、近い将来見れなくなるかもなんで撮影をしておきます。

 

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

大好きな5118Fより、今危ない車両は3054Fです。もう半世紀近くも走り続けている車両になるので、残り時間はもう少ないと思います。

日常感溢れるシーンを撮るために、踏切を渡る人と絡めて撮影しました。今回は、テスト用に70-200mmしか所持していなかったので、トリミングしています。

そういえば、壊した70-200mmを直してみて、テストしに行ったのにいつの間にか真剣に撮影していました。こういう時、もっとまともな機材を持って行っておかないとダメですね(笑)
しかも、結局のところカメラ側のトラブルなのかレンズ側のトラブルなのかはっきりしていないので、もう一度どこかへテスト撮影しに行こうと思います。

 

なんとか、このジャンクレンズを復活させて使えるようにしたいところですが・・・
MC-11にさえ取り付けることができれば、ピントのズレは解消できると思うので実験したいところです(笑)