変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

2020/02/25 野鳥撮影記録 人生初の早朝便 その1

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こんにちは、潔く銀です。北海道旅行2日目の最初の行程は、羅臼の観光クルーズより始まりました。4年間通って初めて早朝便の乗船することになりました。

これまで、2017年に初めて羅臼の流氷クルーズに乗船して、今年で4年連続になります。いつも、早朝便の予約を取ることができず午前の便に乗るのですが、学生最後はどうしても早朝便に乗りたいということで、半年前に予約を取りました。

この日の天候は晴れ、気温は−5度でした。羅臼の天気は悪くなりやすく、朝焼けの中のオオワシを撮影するのはなかなか出来ないので、この状況に乗船前からワクワクしました。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

日の出前のブルーモーメントの時間帯、肉眼ではかなり暗い状況ですが感度を高めて飛んでいる野鳥を撮影して見ました。ISO3200まで上げて撮影していますが、SONY α7IIIのAF性能の恩恵も受けてしっかり撮影することができました。

知床連山を背景に飛ぶオオワシオジロワシは、この観光船に乗ったら絶対に抑える写真なのですが、今回はこの夜明けの時間帯は一つのテーマでした。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

時間が少しずつ経ち、周りをオオワシ達が飛び始めました。今回は、背景の色にも拘りながら撮影をしています。刻一刻と変わる空の色を活かしながら、撮影をしていきます。

なかなか良い位置をオオワシが飛んでくれず、淡いピンク色の背景の部分を飛んでくれたのはこの一枚だけでした。とりあえず、抑えることができて良かったです。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

徐々に露出が上がってきて撮影しやすい状況になってきました。日の出15分前ではかなり空は明るくなり、ISO感度は500まで下げて撮影できることができました。

早朝便の乗るのは初めてで、流氷の色がこんなに綺麗に出るとは全く思っていませんでした。これは撮影しがいがありました。この一枚がオオワシの成鳥だったら良かったんですけどね(^^;)

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

まーた、オオワシの幼鳥を撮影してしまいました。やっぱり、幼鳥は映えないのでダメですね。背景は淡いピンク色から、オレンジ色に変化しました。この空の色はちゃんと抑えておきたかったです。

この日は、風向きがいつもと違ったようで天気は良いのですが、鳥たちの動きが非常に鈍かったため、なかなか良いシーンがありませんでした。

 

 

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

そして、ご来光の時間になりました。観光船の位置があまり良いところに止まってくれず、また鳥の数も少なかった為に苦しい構図になってしまいましたが、念願のシーンに出会うことができました。

そして、太陽が上がってからの数分間は勝負の時間帯が始まります。オレンジ色の光が差し込む光線状態の中でどれだけ良いシーンを撮れるか・・・

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

撮りたいイメージは湧いているものの中々そういうシーンはやって来ず、しっかりと太陽が顔を出しました。普段なら背景にたくさんのオオワシ達が写り込むのですが、今回は数があまり少なかったため背景に鳥が写っていません。
構図的には満足がいかなかったのですが、これはこれで良い一枚になってくれました。

 

 

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

斜陽に照らされて、オオワシの羽がオレンジ色に輝いているところはずっと撮りたかった一枚でした。風が後ろから吹いて、羽が少しふわっとなっているところが輝いて非常に綺麗でした。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

この時間帯はオオワシポートレートを撮りまくります。少しだけ太陽の角度が上がってくれた為、頭の後ろの羽も照らされて輝き始めてくれました。

野生の煌めきのようなものを感じ取ることができて最高でした。なかなか満足のいく一枚で、別記事にしようかと思ったのですが他にもたくさん良いカットがあるので、この記事に入れ込むことにしました。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

飛ぶところもバッチリ抑えることができました。気温はかなり低い為、流氷に降りたオオワシが飛ぶと尾羽についた雪が太陽に照らされてキラキラ落ちるところが綺麗でした。このカットでは、左の羽が少しだけ切れてしまいましたが光線状態は最高でした。

 

 

 

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

太陽がかなり高くなってくると流氷の表情もまた変わってきます。オレンジ色だった光線は少し黄色になって、流氷とオオワシを照らし出します。こういうシーンだと、150-600mmのボケだと少し足りないので、もっとF値が低いレンズの方が良かったです。

この一枚は、オオワシさんがしっかりとカメラを見てくれたので、ファインダーの中で目があったので本記事に採用しました(笑)

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

これまで、ずっと太陽に対して逆光で撮影していましたが、次は順光で撮影を行います。これもまた流氷の表情が変わり、さらに斜陽に照らされるオオワシもまたかっこいい姿なので、撮りがいがあるシーンです。

記事を書きながら、改めて写真を振り返ってみるともう少しこういうのが撮影したいななどが出てきて、来年も行きたくなってきました(笑)

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

本記事、最後の一枚はオジロワシの成鳥を載せます。意識はしていなかったのですが、オオワシばかり撮影してました。どちらかというとオジロワシの方が貴重な存在なのですが、写真として映えるのでカメラマンもオオワシを狙いがちですね。

 

観光船の方いわく、この日は天気は最高に良いが風向きがいつもと逆のため飛ぶ方向が悪く、さらに動きも悪かったため撮影状況としては最低だったようです。初めての早朝便だったためあまりわかっていなかったのですが、午前便に乗った記憶を辿ると悪いかなという感じでした。

 

今回の記事は長くなるので、ここで一旦切ります。観光船に乗ってから、太陽が昇りきるまでで良い写真を抜粋しました。ベストカットはまた別記事orGANREFに載せる予定です。

 

それでは!