変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

2023/11/30 雑記 「魂の引き継ぎ」

こんにちは、潔く銀です。今日は、とある写真家から魂を引き継いだので、少しだけ触れたいと思います。自分には一つ指名が出来たような気がします。

 

大学院生の頃に知り合いに誘われて、とある社会人写真サークルに入れてもらいました。現在は、九州在住かつ業務が忙しくなったことで脱退することになりましたが、当時はプロカメラマンも所属しており、メーカーギャラリーへの展示などを経験させてもらうことができました。少し前に行った展覧会を計画する中で、お世話になっていた方が急逝・・・とんでもなく豪快な方でしたが、写真は繊細でこれぞプロだなと思うものが多く、技術を盗む前にお別れする形になったのは残念でした。

先日、関西に戻った際にご家族とお会いすることが出来、スタジオを見させていただいたり、現役時代にどのように写真と向き合っていたかなどなど聞くことが出来ました。そんな中で余剰になっている機材を使用してほしいということで、現役時代にバリバリで使用していたレンズ3本を引き継がせてもらうことにしました。スタジオ名が入っているので、今回は写真ではなくリンクで紹介します。

 

1本目:EF 50mm F1.0L USM

global.canon

 

プロカメラマンというのは、機材をあくまでも道具として見ているため、博物館に入るようなレンズでも道具として使えなければ、適当に保管していたりします。今回引き継いだレンズの中では、一番ヤバいレンズなのですが状態は最悪・・・クモりもひどくカビも生えていますが、作品を残すにあたって当時最高峰の明るさをもつレンズを使うという思想でやっておられた経緯を聞き、このレンズを頂くことにしました。フィールドでは使用する機会がないかもですが、お守りとして引き継がせてもらいました。万が一、光学系を修理できるのであれば直そうかなと・・・

 

2本目:EF 85mm F1.2L USM

global.canon

 

前述しましたが、最も明るいレンズを使用するという思想からシステムを組んでいたので、85mm単はこのレンズでした。かなり古いレンズで、おそらくかなり使用頻度が高かったのか、外観はボロボロですが光学系は問題なかったです。ピントリングに難がありそうでしたが、AFは動作していたのでフィールドでもしっかり使おうと思います。85mmというレンズはポートレートという印象が強いイメージですが、鉄道というジャンルでも使用頻度が高い画角で、今後使用頻度が高くなりそうです。

 

 

3本目:EF 135mm F2L USM

global.canon

 

上記2つと比べるとまだ新しいレンズですが、EFレンズの中で発売から20年ほど更新されなかった銘レンズです。一眼レフ時代には、135mmの覇権を握っていたレンズで導入予定だったため、このレンズは機材システムに組み込むことになりそうです。撮り鉄でも使用されている人が多いので、どこまで可能性を広げられるか・・・表現の幅を広げてくれる機材は揃いつつあります。

 

CanonのL単焦点シリーズでは、EF 200mm F2.8L USMを使用していたので、これを機に単焦点レンズ縛りなんてこともできそうです。というわけで、急展開で舞い込んできたレンズたち・・・師の魂を引き継いだ今、写真を撮り続ける理由がまた一つできた気がします。

 

それでは。