変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

FUJIFILM PRO400Hを使ってみた[1本目]

こんにちは、潔く銀です。今回は、2021年3月頃から5月頃に消費したFUJIFILM PRO400Hをデータ化しました。今回使用のカメラはCanon F-1です。

 

 

 

今回使用するカメラ

普段35mmを使用するときのカメラは、Canon New F-1を使用することが多いですが、今回は動作確認も含めてCanon F-1を使用してみることにしました。New F-1は、スローシャッターを切ろうとした際に電池が必要となりますが、Canon F-1は全てのシャッター速度が機械式となっているため、電池が不要です。また、New F-1はモータードライブ仕様にしているため、サイズと重量が持ち運びに適していないため、今回の使用タイミング的にはF-1が合っているなと思ってPRO400Hを突っ込みました。このフィルムは、2021年頃に生産完了となったフィルムで、最後に1本買っておこうと思ってストックしたフィルムになります。

 

 

撮影した写真

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C


桜の時期に大阪城公園を訪れたときの一枚です。桜がチラッと写っており、春の陽気を感じますが、このフィルム特有のシアンに流れる傾向は、スキャナーを通しても出てきました。PRO400はマゼンタ傾向に流れる印象がありますが、PRO400Hはシアンに流れる傾向があります。春の雰囲気にはミスマッチな感じなので、色合いはちょっと微妙です。

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

次は、京都・鴨川のスナップです。まだまだ、コロナ禍だったのですが室外であれば問題ないというのが浸透し始めたタイミングで、お花見しに来ている人が大勢いました。ただ、海外の人がこの時はいないので、かなり人は少ない状況です。フィルムを使っている影響で、1990年代のような写真に見えてしまいます(笑)

 

 

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

続いてある日のななつ星の写真です。ちょうど、阿蘇駅の停車をスナップしたときの写真になります。シアンに流れる傾向のフィルム故に、朝の静かな雰囲気を撮るにはもってこいです。デジタルのスナップでは、出せない味が出てます。

 

 

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

陽が登ってドン曇りになると、普通の雰囲気になってしまいます。それにしても、55mm F1.2は非常に優秀なレンズです。ちょっとデカくて重たいのですが、開放付近の描写もかなり良くて使いやすいです。

 

Canon F-1 + FD 100mm F2.8 S.S.C

 

ある日の百枝鉄橋で記録した九州横断特急です。日陰になってしまった影響で、かなりグリーンの発色が強くなりました。スキャン時の撮影設定は、ほとんど色味などはいじらずにオートにしています。リバーサルをスキャンする時は、原版に合わせておりますが・・・カラーネガは分からないので、オート次第です。

 

 

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

道の駅で休憩しているついでに撮影した原尻の滝です。マゼンタに流れないので、初夏の季節に使うフィルムとしてはぴったりな気がします。

 

Canon F-1 + FD 100mm F2.8 S.S.C

 

切るタイミングをミスってしまいましたが、有名なお立ち台で撮影した久大本線を走るななつ星in九州です。この日は、レリーズを忘れてしまいどちらもシャッターボタンに手をかけて撮影するため、失敗してしまいました。切り位置が良ければ良いカットだったのですが・・・

 

 

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

阿蘇山とあそぼーい!、まだシーサイドライナー塗装のキハ220、そしてキハ47系と、日常的に走っていた車両も、このカメラで記録していました。今は、あそぼーい!以外は見ることが出来ないので、貴重な写真となりました。

 

Canon F-1 + FD 55mm F1.2 S.S.C

 

久大本線撮影ついでに記録した観音の滝です。撮影時は、日没に近い時間帯でかつ山陰に入る位置だったため、かなり露出がなかったです。シャッター速度は4secほどだったと記憶してます。良い感じに水が流れる表現を撮ることができたので良かったです。

 

まとめ

生産完了品がアナウンスされてから購入して使用してみましたが、改めて使いやすいフィルムだなと思いました。ただ、過去に使用していたイメージだと緑がミント色に発色するイメージでした。GT-X830でほぼオートでスキャンしているが故に、カラーネガスキャン時には、もう少し設定を追い込む必要があるのか、今回、カラーネガを初めてデータ化してみて感じました。

フィルムは、PRO400とは違いマゼンタに流れないので、新緑の季節に使用するにはちょうど良かったなと思います。ただ、赤は結構キレイに出るので、紅葉でも意外と使えるかも・・・もう絶版になってしまったフィルムですが、これから使用される方は参考になればと思います。

 

P.S

某写真店でデータ化してもらった時の記事になります。自分にとってPRO400Hのイメージは、下記リンクの写真のイメージでした。同じフィルムのデータ化してみるか・・・調査する必要があり蘇澳です。

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