こんにちは、潔く銀です。
今回は、KODAK GOLD200についてレビューをしようと思います。前回は、大学生時代に使用したFUJICOLOR C200について書きました。今回紹介するフィルムは、高校時代にお世話になった銘柄です。
KODAK GOLD200について
KODAK GOLD200は、KODAKの銘柄ではおそらく最安値のフィルムになります。高校時代は、アルバイトしていなかったのでお小遣いでフィルムを買っていました。
24枚撮り300円だったと記憶しています。FUJIFILMの最安値のフィルムよりも50円から100円ほど安かったので、とても重宝しました。高校生だった時は今の相場よりもかなり安かったので、1本あたりの値段がすごく安かったです。高校時代は地元にキ○ムラがあり、山積みされている安いフィルムという印象でした。
今からちょうど3、4年ほど前に市場から見なくなりました。買えるところがあるのかと調べていると、購入することができることを知りました。ヨ○バシやキ○ムラではもうしばらく見ていないので、ネット等で購入するしかないでしょう。最近は、代わりにKODAK COLOR Plus200というフィルムが代替品として出ていますね。
GOLD200がカメラ屋から見かけなくなる頃、店員さんからこのフィルムの仕入れがなくなるよと言われたので、何本か買い溜めをしてデータ化していました。過去にデータ化した分を載せつつ紹介して行こうと思います。
過去に撮影したもの
撮影日は、2015年6月ごろの琵琶湖になります。場所は唐崎神社からです。琵琶湖から見る朝日はいつも綺麗で、海で見る夜景とは少し違っていて好きです。
KODAK GOLD200のレビューで良く見かけるのは少し黄色味がかかること。というより、FUJIFILMと比較するとマゼンタが出にくい印象です。そのせいなのか黄色が強く出ているように見えます。
特徴的なのはこういうシーンで出てくる青空の色。アンダー気味で撮影しているので色はかなり濃く出ていますが、群青色っぽく出ているのが印象的です。Portra系と比較すると、色味が濃く出てくる感覚があります。
撮影日は2015年ごろの夏だったと記憶しています。信楽高原鉄道に乗ったときの一枚です。カメラは当時はまっていたM42マウントのPENTAX ESです。レンズは40年以上前にコムラーから出ていたものを使用しました。
先ほど、私はKODAK GOLD200を使用すると黄色っぽくなると言いましたが、FUJIFILMの現像機で現像した際はシアンがとても強くなります。KODAKのフィルムの多くはこの傾向にあり、KODAK現像と比較すると発色傾向が変わります。
写真を見てもらうと、山や稲の緑色が青系になっていることがわかると思います。緑と青が印象的なシーンにはぴったりでした。予想ですが、KODAKで現像に出すともっと地味な色味になると思います。
撮影日は2016年5月頃の写真になります。唐櫃越えと呼ばれる場所から見ることができる山陰線を撮影したくて山登りをした写真です。当時は381系の引退が間近だったため、かなり無理をして撮影に行きました。また、タンゴディスカバリーに去就についても怪しかったので狙いの被写体でした。
写真の左下にさりげなく写っているのがタンゴディスカバリーです。今は、「丹後の海」という名前に変更されカラーが変わったので、今となっては見れない写真になります。
個人的には、緑色の表現が好きでGOLD200を良く使用していました。自分が出していたお店ではFUJIFILMの現像機だったので、シアンが乗っかってくれるので肉眼ではもう少し黄色に見えている緑が綺麗な緑になるので好きでした。
撮影日は2016年夏です。 香川県高松市にうどんを食べに行くだけで行った際に撮影しました。2010年代とは思えない写真に仕上げることができ、個人的にお気に入りの写真になります(笑)
これは、KODAK現像に出して仕上げることにした1本からデータ化しました。なので、GOLD200のレビューをしている人が載せている写真で良く見かける色合いになっているのではないかと思います。
イエローが少し出てくるのが特徴的で、FUJIFILMのC200と比較すると控えめな彩度になるなと私は感じます。
正確な撮影日は覚えていませんが、タンゴディスカバリーが丹後の海に完全に変わるというアナウンスを受けて京都駅に撮影に行ったときの記録だということは覚えています。
蛍光灯の下では、カラーネガは緑被りをします。お店に出すと、補正をしてくれるのでここまで緑になっているのは見ることがないかもしれません。このデータはスキャンしたものをそのまま載せています。タンゴディスカバリーの車両がこんな色なのでわかりにくいですが、ホームの点字ブロックなどを見ていただけるとどれくらい緑色に被っているかわかると思います。
撮影日は2012年頃だと記憶しています。まだ、阪急伊丹線に看板列車がいた時代の写真になります。この時から、密かに引退が囁かれていたので夜のこのシーンが撮りたくて、三脚を持って出掛けたことを覚えています。
お店に出すと、先ほどの写真と違って補正されるのであそこまでひどい緑被りを見ることはないと思います。ただ、アンダーに部分などは少し緑に被っているのが見受けられますけどね。
格安フィルムですが、ラチチュードが広いのでかなりオーバー露出で設定にしても白飛びせずに粘っていることがわかります。世界のKODAKと言われただけあるなぁとこの写真を見て思いました。当時のデジタルカメラだとここまで撮ることはできていないと思います。
個人的に熱いポイントとしては、車両右下に見える黄色のライトなのですが、長時間露光をすると白く飛んでしまうところを、ちゃんと粘ってくれているので自然な感じで写っているところです。
今でも、この黄色いライトってあるのかな。そのうち見に行ってみようと思います。
まとめ
最近のKODAKのフィルムは圧倒的値段で、手が出しにくい存在ですが今回紹介したKODAK GOLD200はかなりコストパフォーマンスに優れています。日本の市場では、 3,4年ほど前に姿を消したので店頭で見かけることはほぼないですが、Amazonなどでは購入できるみたいなので、もし興味のある方は使ってみてください。テストフィルム用に購入してみるのもいいかもしれませんね。
最近では、KODAK COLOR Plus200というのが市場に出てきているので、それが代替品になっていそうです。傾向としては同じなのかわかりませんが、いずれ購入して試してみようと思います。
KODAK現像とFUJIFILM現像で少し違いがありますので、見られたレビューにより少し色味が違っていたりするかもしれません。気になる方は、現象に出される前に聞いてみたほうがいいかもしれませんね。最近は、現像機が痛むなどの理由でFUJIFILMの現像機では受け付けないところもありますので、注意が必要です。
最近は、ほとんど見かけなくなった過去の格安フィルム。もし、興味のある方は購入してみてください。似たようなフィルムとしてはFUJICOLOR C200というフィルムがあります。そちらのレビューも過去に書いていますので、下のリンクから見ることができます。良かったら見てみてくださいね(^^)
それでは!!!