こんにちは、潔く銀です。この日は、朝から北陸本線で列車を撮影したついでに、旧北陸本線トンネル群をドライブすることにしました。
敦賀では赤レンガ倉庫に立ち寄る予定でしたが、開園時間まで少し余裕があるので、それまで旧北陸本線をゆっくり辿ることにしました。一昨年訪れたときは、夜に少しだけしか愛車と撮ることが出来なかったので、今回は時間を使ってインプと一緒に撮ることにしました。
まずは、大桐駅跡で記念写真を撮ることにしました。自分的に旧北陸本線跡の始まりの場所は、ここかなと思っています。静かに残る駅跡、毎度ここで休憩してからトンネルへ向けて走っていきます。
個人的にお気に入りの角度はこの写真の角度です。公道では絶対意味がない大型リアスポイラーが目立つので好きです。インプレッサSTI WRXといえば、これかなと思っています。休憩が済んだ後は、トンネル群を目指して車を走らせます。
旧線跡を辿っていくと、最初に現れるのがロックシェッドです。サクッと走り抜けると気づきませんが、登録有形文化財の票があります。山の中を走っていると突然現れる建造物なので、感度が高ければ初見で鉄道遺構であることに気づけるかもしれません。
少し雪が残っていましたが、スタッドレスタイヤなので問題なしです。道路にあるロックシェッドの上には、引上線用のロックシェッドが見えています。このロックシェッドは、鉄骨が線路で出来ているという特殊なものになっています。下記、リンクは7年前に訪れた際の記事です。
雰囲気がある一枚を撮ることが出来ました。かつての引上線の線形と今庄への鉄路が見えてきたと思います。遠くには雪化粧した山が見える冬の景色がありました。
次に出てくるのは山中トンネルです。右側が本線のトンネルになっており、左側には待避線になっています。いきなり、2つのレンガ造りのトンネルが出てくるので、違和感しかありません。鉄路時代は、ここがどのように運用されていたか未だに分からないところではあるのですが・・・
おそらくかなり前に積もった雪だと思いますが、冬の旧北陸本線跡に来たのは初めてだったので、撮ることが出来てよかったです。かなり細い道ではあるので、積雪量が多い時は危ない道になりそうですが・・・(笑)
明治時代から存在するレンガ造りのトンネル、そして北陸の発展に重要なものであったことを考えるとロマンを感じます。
ほとんど対向車は来ないのですが、来たら大変なことになるので気にしながら、トンネル内で記念写真を撮りました。蛍光灯ライトからLEDに変更されており、若干明るくなったおかげで少し撮りやすくなっていました。雰囲気を出すために色温度は変更してます。
山中トンネルの反対側で撮影をしました。鉄路時代は、おそらくトンネル上部についている電源BOXはなかったと思いますが、トンネル飛び出しの雰囲気を狙って撮りました。過去にも撮影したような気がしますが・・・
次のトンネルは伊良谷トンネルです。ここは、細いため信号が存在します。待ち時間は3分と結構長めなので、待ち時間の間に色々と記録します。
この場所はちょうど峠になっており、標高が高いため少し気温が低く、なおかつエアコンをつけていた影響でマフラーから水蒸気が大量に出ていました。大口径のマフラーから水蒸気が出ているところ、かっこいいので意識して撮りました。
ここのトンネルもライトが変更されており、LEDになっていました。トンネル内部が明るくなったおかげで、本当に撮影しやすくなりました。いつもなら、スモールランプが片方切れていたりするのですが、この日は両方点灯していました。片方切れていると見栄えが悪くなるので良かったです。
トンネルを出ると驚いたのが、この土砂崩れです。2022年に通過したときはなかったので、最近発生したものと思われます。写真に見えているのは第二観音寺トンネルです。走っていると地形が変わっているところがあり気になっていたのですが、まさかここまでひどい状況の場所があるとは思いませんでした。ここ最近の天候が異常であることを感じます。
第二観音寺トンネル手前で記念写真を撮りましたが、なだれ注意という文字があり、昔だったら発生しないだろうと思っていましたが、この現状を見てからは発生するだろうなと思いました。冬季、積雪が多い時にここを訪れる方は、気を付けて走行をしたほうが良さそうです。今季は暖冬の影響もあり、全然雪が無くノーマルタイヤでも来れる状況でしたが、スタッドレスタイヤで来ることをお勧めします。
記事がかなり長くなってきたので、前半・後半に分けたいと思います。後半は、これまで通ったことが無かったトンネル群を通っていきます。まだまだ続きます。
P.S
2017年に訪れた際は、伊良谷トンネルから通行止めとなっていました。今でこそ北陸トンネルがありますが、難所と言われる場所だけに自然災害は定期的に発生するなと思いました。