こんにちは、潔く銀です。今回は、2022年GWに消費したFUJIFILM ACROS100をデータ化しました。今回使用のカメラはPENTAX SPです。
今回使用するカメラ
今回は、2022年GWの熊本から青森までドライブ旅行中に白黒スナップするために、ACROS100をPENTAX SPに詰めました。PENTAX SPは、機械式のカメラのためにすべてのカメラのバッテリー、電池が放電しても撮ることが出来るので、長期間の旅行の最後の砦として持ち運ぶことにしました。レンズは、ボディキャップ代わりに装着しているロシアンレンズ、INDUSTAR 50-2 50mm F3.5です。M42マウントのレンズは、何種類か所有していますが、今回はこのレンズ1本だけでフィルム1本消費しました。
撮影した写真
ファーストカットは、秋田港に放置されていたブルートレインから撮影をし始めました。少し前にPENTAX 645NIIIで消費したフィルムでも、ここのカットを紹介しましたが、廃れていくものはモノクロで撮影すると良いかもと、単純な考えでACROS100でも撮影していました。
DE10などの機関車は、まだ動きそうな雰囲気でしたが需要がなくなった今、海外の買い手がつかない限りは、お役御免といった感じなのでしょう。客車のほうは、かなり風化が酷く、痛々しい姿となっていました。
このカットは、逆光気味の条件なのですが、フレアも発生せず、コントラストの低下もなく、そこそこ綺麗に撮れていることに驚きました。チープな感じのレンズなのですが、描写力は思ったよりあるという・・・鉄骨の細い線までしっかり写っているので、正直驚きました。今度、SONY α7IIIに取り付けて描写力チェックしたいところです。
ビーナスラインから見た諏訪湖の写真です。かなり分かりにくいところですが、稜線の重なりが良い雰囲気で撮りました。おそらく、露出を少し外しているせいで、若干粒子感が出ています。
続いて四国カルストでの一枚ですが、海外のような一枚を撮ることが出来て気に入ってます。少し絞って撮影していますが、ピントを合わせた牛さんのディテールがしっかり出ており、自然な感じでボケている背景にこのレンズの良さが詰まっていると感じました。スナップ用には、かなり使えるレンズだったのではないかと思いました。
当時の愛車を撮影した写真たちですが、逆光気味で撮影した天狗高原を背景にした一枚の雰囲気、めちゃくちゃ良くてスキャンしたときに驚きました。黄色に赤色の泥除けをつけている派手な車両なのですが、モノクロにしてカッコいいなと思ったのは、この時が初めてでした。
最後は天狗高原を撮影した一枚ですが、太陽の位置が悪いとフレアが発生してしまいます。でも、軽量でコンパクト、ここまで描写出来るロシアンレンズに驚きを隠せません。フレアの発生はありますが、カルストらしい岩のディテールは損なわれてないという・・・レンズも良いと思いますが、ACROS100のすばらしさもあるような気がします。
まとめ
学生時代からモノクロフィルムは、あまり使用することが無くリバーサルorカラーネガばかり使用していました。しかし、ACROS100が販売終了となるタイミングで、フィルムをストックしていました。最近は、フィルムを現像できる場所自体も減ってきたので、早めに消費しようと思い今回の旅行で使用してみました。スナップ感覚で軽く撮影していましたが、ACROS100の良さを引き出せたんじゃないかなと思っています。
また、今回使用したロシアンレンズのINDUSTAR 50-2 50㎜ F3.5は、安っぽいなぁと思うのですが、想像以上の描写力に驚きました。調べてみると7000円もいかないくらい・・・ちなみに、PENTAX SPを購入したときにおまけでついてきたレンズだったので、ボディキャップとして使用していたのですが、ここまで良い写りをしているとレンズレビュー記事を書きたいなと思いました。良いレンズです。
Canon New F-1をちょこちょこと使用していますが、機械式のカメラを使用するのは久しぶりで、ちゃんと撮れているか不安だったのですが、かなり良い感じで撮れたので良かったです。ACROS100は、まだ残っているのでそのうちまた消費しようと思います。
P.S
前回のフィルムの話は、Velvia100でした。過去は、リバーサルがメインだったので、使用していて落ち着くのはリバーサルです。こちらも興味ある方は見てみてください。