変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

レンズ紹介 1本目 「EF 35mm F1.4L USM」

 

目次

 

EF 35mm F1.4L USMについて

今回は、EF 35mm F1.4L USMというレンズを紹介していこうと思います。
紹介するレンズは、僕に撮って人生で初めて購入したLレンズになります。多くの人の初めてのLレンズは、EF 24-105mm F4L IS USMが多いと思います。
大学に入り、作品を撮っていく上で普通のレンズだと面白くないと思ったので、癖の強い単焦点Lレンズが欲しいと思ったのが購入経緯です。

 

レンズの構成は、非球面レンズ1枚を使用した9群11枚で絞り羽は8枚が採用されています。レンズの構成から分かる豪華な仕様になっています。フィルター径は72mmが採用されています。

 

発売開始は1998年という古いレンズだったのですが、3年前まではまだ現行品でした。このレンズがリニューアルされる前だったので、価格はすごく高かったです。10万円は軽く超えていました。今思うと暴挙なのですが、ローンを組んで購入しました。
最近は、中古の相場が少し落ちてきてLレンズの単焦点としてはかなり安くなった方だと思います。ただ、後継モデルの出来が良すぎて見劣りはしてしまいます。


EF 50mm F1.2L USMと迷ったのですが、35mmの方が感覚的に合っていたのでこちらを選択。最初は、APS-Cのカメラしか持っていなかったので、換算50mmで使いつつリバーサルでも写真撮るかという使い方を想定してました。

下には、Canonのホームページで公開されているEF 35mm F1.4L USMのレンズの紹介ページと外観を撮影した画像になります。

 

cweb.canon.jp

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CanonのLレンズといえば、この赤帯のレンズ。一眼レフを買った当初は憧れのレンズでした。見た目もかっこいいし性能も良いという印象で、中学生の頃からいつか欲しいと思っていました。20歳になったタイミングで購入して、2018年3月まで3年間所持していました。このレンズで撮影した写真は数知れず・・・自分の青春を彩る機材であったことは間違い無いです。

 

 

EF 35mm F1.4L USMで撮影した写真

ここからは、EF 35mm F1.4L USMを使用して撮影した写真を紹介していきます。使用した際の感覚、撮影時のエピソードと一緒に書いていきます。自分の感覚で記事を書いているので、あくまでも主観的な意見となります。参考程度にしてもらえると嬉しいです。

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

撮影日は2015/09/13になります。当時は、EOS7Dがメイン機材でした。

撮影設定は、ISO100 F2.0 SS1/3200です。このレンズは、開放で撮影するとかなり柔らかく描写します。昔のフィルム時代のレンズならではの芯が甘くなる写り方をするので、表現の幅はありますが癖があります。このレンズのスペックを最大限に得るためにはF2.0を使うのが一番良かったです。なので、このレンズを使用している時は、F2.0を用いて撮影することが多かったです。

F2.0で撮影すると、ピントの合っているところはしっかりとした質感で描写して、綺麗なボケを得ることができます。色乗りはLレンズなのでいうことはないでしょう。

 

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2015/11/22になります。撮影場所は、京都府久世郡久御山町にある上津屋橋です。流れ橋として言われることがあり、時代劇とかで使用されたりすることで有名です。2015年は、台風の影響により流されてしまったため、橋脚のみが残りました。近くには流木が散らばっており、台風の威力を物語っていました。

ちなみに、当時はこの橋脚は木製だったのですが、現在は強度を上げるために木ではなくコンクリート製になっており、この橋脚の姿はこの時が最後でした。

撮影設定は、ISO200 F5.6 SS4.0secでした。絞り過ぎると回析現象が出てしまい画質が落ちるので、絞って使う時はF5.6を使用することが多かったです。適度なボケとピントが合っている範囲のナチュラルさが良かったです。
通常のレンズだったら、普通の記録写真になってしまうところなのですが、このレンズを使用すると雰囲気重視で描写してくれるので、臨場感を得ることができます。

 

 

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2016/05/04になります。撮影地は滋賀県大津市の湖西側から見た朝焼けになります。最新のデジカメを持つことがなかったので、EOS7Dのダイナミックレンジ広いなぁと思いながら使用していたのが昨日のようです。

撮影設定は、ISO200 F5.6 SS1/250でした。この時は、ハーフNDを使用して太陽が明るくなりすぎないように調整をしていますが、単焦点ならではの逆光の強さを活かして撮影をしています。SS1/250を用いたのは、湖面の質感を残すために選択しました。単焦点Lレンズならではの良さが出た一枚だと、今でも思っています。
F5.6を使用しているのは、前述にある通り回析現象が気になるため絞らずに撮影をしています。

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2016/06/03になります。撮影地は、京都府京丹後市にある丹後松島展望所です。ここはシーズンがありますが朝日を撮影できる場所として有名ですね。当時は、朝焼けをテーマにして作品撮りしていたので、2016年は自然風景の写真が非常に多かったりします。

撮影設定は、ISO100 F8.0 SS15secでした。海の雰囲気を出すためにこの一枚もハーフNDを使用しています。NDフィルターやPLフィルターを持っていなかったので、F値をどうしても絞らないといけないためF8.0を使用しました。解析現象が・・・とか言っていますが私が気になるだけで、描写的には全く問題ないです。

色乗りに関しても、Canonのカメラとは基本的に相性がよく非常に綺麗な色を出してくれます。私は、自然風景を撮影する時に解像度よりも色乗りを重視します。確かによく写っているというのも大事なのですが、人に見せることを考えると色乗りの方が重要だなと思います。

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2016/06/12になります。撮影場所は、三重県伊賀市にある白藤滝です。シーズンは秋の紅葉のシーズンですが、緑もみじも綺麗ではないかと思い訪れた場所でした。

撮影設定は、ISO400 F4.5 SS1/25で手持ちで撮影をしました。旧世代のAPS-Cセンサで撮れる画像?と思えるほど、良い質感で撮影することができました。単純に解像度ではないんだなと、この撮影で感じることができました。色乗りはイメージセンサや映像エンジンなど、様々な要素に左右されますが、レンズもかなり影響されるというのを身をもって体験しました。

 

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Canon EOS 5D markIII + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2016/07/08です。撮影場所は、鳥取県倉吉市にある倉吉線廃線跡になります。倉吉市内から少し離れたところに、この場所があります。かなり行きにくい場所ではありますが、ひっそりと枕木と線路が敷かれたままになっています。

撮影設定は、ISO400 F6.3 SS1/40です。廃線跡の雰囲気をしっかりと写し込んでいるのはこのレンズの力です。何気ないスナップ写真でも作品にしてしまえる不思議なレンズでした。ただ、使い手を選ぶレンズの印象があり、このレンズの描写にがっかりする人も多かったりします。

何気にEOS5D3なのですが、フルサイズへ乗り換えを検討していたので、試しにEOS5D3を借りていたときの写真になります。借りたことをきっかけにフルサイズへの乗り換えを本格的に考えることになりました。そして、35mmという画角が一番自分の視野に合うということもわかりました。
この撮影がきっかけで、フルサイズへ移行することになり、軽量なSONY α7IIを購入することにしました。

 

 

 

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2017/02/10になります。北海道美瑛町にある青い池です。極寒のシーズンは池は完全に凍っており、白い池になっております。この日は珍しく十勝岳がくっきり見えており、染み渡るような晴れで星も見えていたため-20℃の中で撮影をしました。

撮影設定は、ISO800 F4 SS30secで60枚ほどを比較明合成しました。この日は、満月で雪に反射して明るくなっていたため、景色と星の明るさが均一になるという条件でした。イメージ通りに撮影することができた一枚で、北海道旅行へ行った際のお気に入りの一枚になります。

ちなみに、拡大してもらえると見えるのですが、下の雪は月明かりで氷の結晶が輝いています。肉眼でも見えるほど綺麗で、幻想的な夜でした。

 

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Canon EOS 7D + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2017/06/29になります。福知山線の撮影に出掛けたときの一枚で、撮影場所は篠山口駅近くです。なんとなく683系こうのとりと紫陽花が撮りたくて出掛けたもののあまりいい撮影地がなく、仕方なくこれを撮影した記憶があります。

撮影設定は、ISO200 F4.0 SS1/250です。少し枯れかけの紫陽花ではあるのですが、レンズの色乗りのおかげで、地味な色にならずに済みました。天気も非常に悪く、いまいちな天候だったのですが、こういう時でも救ってくれたりするので本当に良いレンズでした。

 

 

 

 

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SONY α7II + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は2017/12/15になります。撮影地は、超有名な観光地である嵐山の渡月橋です。この時期はライトアップされており、幻想的な渡月橋を見ることができます。

撮影設定は、ISO3200 F4.0 SS1/15でした。カメラはSONY α7IIを使用しており、マウントアダプターにはMC-11を使用していました。絞りやAF、Exifも連動しているため、撮影に支障が出ることはなかったです。SONYのカメラに変えてから、ISO3200くらいなら使用することができるようになり、夜のお出かけで三脚を持っていくことはなくなりました。気にしながら撮影するのはストレスですからね(笑)

SONY α7IIのボディ内手振れ補正の性能は5軸4.5段なのですが、MC-11を使用時は3段分となります。こういう使い方でも手振れ補正の恩恵を受けることができるので、非常に優秀なマウントアダプターです。

 

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SONY α7III + EF 35mm F1.4L USM

 

撮影日は、2018/03/23になります。わかる人にはわかるのですが、これはSONY α7IIIの発売日になります。このレンズを下取りに購入することになったので、本当に少しの間だけこの組み合わせで撮影をしていました。京都駅から見た京都タワーの写真です。僕の青春を写してきたレンズで、ずっと見てきた京都タワーを撮影しました。

撮影設定は、ISO100 F5.6 SS1/160でした。最後の最後は、困ったときのF5.6を使用して撮影をしていました。少しだけ、レンズの歪曲はあるのがわかる被写体ですが気になるレベルではありません。また、レンズプロファイルである程度は修正を効かすことができます。

 

 

 

 

 

最後に

 レンズ紹介記事1本目は、僕の青春のレンズであるEF 35mm F1.4L USMについて書いてみました。ここには載せていませんが、友人のスナップ写真や成人式、恋人など様々な被写体を写してきました。また、このレンズからたくさん学ぶこともあり、写真技術の向上に大きく関わったと思います。

2018年3月にSONY α7IIIを購入するため、今後の自分が撮影したい被写体のこと考えた時に下取りに出すことを決断しました。もう使うことはないかも知れませんが、自分にとってこのレンズは思い出のレンズです。これから、レンズ紹介記事を書いていこうと考えているので、一番最初はこのレンズにしました。

 

これから、レンズデータブック的なページも作成していく予定です。いつ完成するかわかりませんが、写真&カメラ大好きな人が集まるブログにしていきたいと思いますので頑張りたいと思います。

 

 

 

それでは!