こんにちは、潔く銀です。ついに、SL人吉が運行を終了するということで、最後に思い出を振り返っていこうと思います。
2020年より関西から熊本に住み始めて、当時はコロナ禍の影響で撮影に出かけるのも微妙な時期でしたが、肥薩線が災害にあった影響と鬼滅の刃ブームが影響してSL人吉にて無限列車が運行されました。この運行が自分にとっての最初のSL人吉撮影になりました。良い被写体がなかった時期に走ってくれたので、かなり夢中になって追いかけていたことを今でも覚えています。
当時は、SLが鹿児島本線を走るなんて、本当にすごいイベントだなと思いました。また、世間が暗いムードの中、明るい話題があって嬉しかったことを今でも覚えています。沿線各地は一般の人も含めて大盛り上がり・・・映画に出てくる機関車のモチーフが58654だけだっただけに、リアル無限列車ということで全国各地から知り合いが撮影しに来ていました。
肥薩線が被災した影響で活躍の場を失ったSL人吉ですが、無限列車で運行した実績から土日祝での定期運行化を始めました。まさか、休日に近場で日常的な撮影が出来るようになるとは思っておらず、贅沢な日々だったと感じます。
日常的に撮ることが出来るので、当ブログでもかなりたくさんの記事で登場しました。2020年に撮り鉄が再燃してから、これまで本当にたくさん記録しました。毎週走ってくれるおかげで、カメラマンもそこまで多くなくてかなり撮りやすかったです。
また、引退が噂されるようになってから、現実になる前に乗っておこうと思い、一度だけ往復で乗りました。客車列車が貴重になった時代だけに、乗ることができて良かったです。あまり注目されてませんが、SL人吉の客車も貴重な50系客車となっており、去就が気になるところです。
SL人吉の魅力は復路でもあります。DE10が先頭に立つので少し人気は落ちるのですが、客車列車自体が既に貴重な存在なため、管理人も熱心に撮影してました。SL人吉は引退しますが客車は残してほしいなと願うばかりです。
1エンドが先頭になると少し嬉しかったり、DL側もちょこちょこと機関車が変わるので、毎度撮影に行くのが楽しみだったりしました。
復路の走行時間は、夕方のため冬は夜汽車のような写真も撮ることが出来て、また違った魅力を感じていました。近場で楽しめる被写体があるのは本当に贅沢だったような気がします。
58654の100歳イベントも、有給のタイミングと被ったので撮影に行きました。かなりたくさんの人が集まっており人気の高さを感じました。肥薩線被災以降、久しぶりの八代入線ということで、珍しく駅撮りで記録しました。
日常的に記録はしていましたが、補機にDE10がくっついてるので、たくさん煙を吐いて走ってくることは少なかったです。ただ、気まぐれで爆煙の時はめちゃくちゃかっこいい写真を撮ることが出来ます。写真は今年の1月に記録したときのものですが、過去一番いい煙だったなと感じています。
肥薩線での活躍を見れなかったのは残念ですが、鹿児島本線沿線での活躍を撮り続けれたのは良かったです。写真は最後のDL&SL人吉のカットになります。最後のSL人吉は雨の中でしたが、撮影各地平和で無事に最後まで走り抜けてくれました。ラストカットは直前で煙を吐いてくれて、良い写真を撮ることが出来ました。
鉄道ばかり撮るようになって、これまで当ブログでもたくさん載せてきただけあって思い出が多い被写体でした。旅情、人情を感じることが出来る列車だけに名残惜しい気持ちでいっぱいです。今後、58654号機は人吉にて静態保存される予定のようです。SL人吉号、並びに58654お疲れ様でした。また、会う日まで・・・
P.S
2023年だけでもたくさん撮影しており、これまでSL人吉関連の記事だけでも60記事近くも書いていました。無限列車や桃鉄号など、鹿児島本線だけのイベントでもたくさんあったなと思います。