こんにちは、潔く銀です。この日は、会社の先輩に誘われてオートポリスで行われるフェラーリのワンメイクレースの観戦に行きました。これまでモータースポーツというジャンルを撮影したことがなく初体験となりました。
フェラーリチャレンジは、フェラーリのレーシングカーで行われるワンメイクレースで296が現在は使用されています。世界的には一番大きいワンメイクレースらしくその存在をこれまで知りませんでした。2023年から日本でも開催されるようになり全5戦で構成されています。今回、オートポリスで開催されるのは第2戦目にあたります。大々的に宣伝をしているわけではなく、ひっそりと開催されていますが全レースyoutubeでライブ配信されており、日本ではまだまだ知られていませんが世界的には結構見られているようです。
このレースを知った時は金持ちの道楽的なレースなのかなと思っていましたが、今の時代このようなレースは少ないため、これから世界に羽ばたいていくレーサの登竜門的な存在になるかもしれないと思い、スポーツカー文化を維持しようとするフェラーリは流石だなと思いました。
先輩方は決勝だけ見れればいいかという感じでしたが、私としてはオートポリスに来るのは初めて。どういう写真が撮れるか分からないので、まずはロケハンをするために予選から会場入りしました。
ひとまずレンズは軽量コンパクトで600mmまで使う150-600mmをチョイスしました。SS1/500でも流れるという鉄道撮影では見られない現象に驚きつつ、腕試しに撮影をしていきます。予選は前半、後半で分かれており、前半はおそらくペースが早い組が走行しているのかなと思いました。
モータースポーツの撮影のお作法は分からないので、適当に模索しながら撮影していきます。第一コーナーに進入するところを記録してみましたが、程々に良い記録をすることができました。アップで撮るとありがちな一枚だけど見栄えは良い。引きで撮影すると個性は出るけど、あんまり見栄えが良くない。難しいところです。
慣れてきたところでSSを落として流し撮りをしていきます。SS1/200ですが400mm以上でカメラ振ると手振れとの戦いになります。EVFファインダーは止まるので流し撮りはほぼほぼ感覚で撮影している状態でした。昔からの経験でカバーしてましたが、しっかりファインダーを見ながら撮影したいなと思いました。この時に久しぶりにカメラの更新を意識しました。
自分のフェラーリの印象は458、488だったので296のリアはちょっとおもしろくないです。丸目が好きなのでリアデザインは丸目が良いなと個人的に思いました。ただ、このレーシンガーらしいリアスポイラーはかっこいいです。
撮影しているとブレーキが利かなかったのかオーバースピードでコーナー外へ。この日の路面はウェットとドライの間くらい、乾いているように見えてますが午前中に降っていた雨が影響しているのか、ドライバーにとっては難しいコンディションだったようです。
このコースアウトの影響で砂利がコース上に出たため、タイムアタックは一旦ストップしました。砂利を除去するのは人と車で行っており、大規模なレースではないものの携わっている人間の数に驚きました。スーパーGTやS耐など、どれだけ多くの人が関わっているのだろうかと思わされました。
再開後はいきなりスピンを見て、こんなにクラッシュするものなのかと思いました。雨上がりで路面温度が上がり切らないというところがコンディション的に厳しいと開設がありました。思っているよりも涼しい日だったので、半袖だと少し寒いくらいだったところもあるのかなと思いました。
同時に別の場所でクラッシュが発生したらしく、そちらは結構派手だったため常駐している救急車がすぐに出ていきました。古めのエルグランドベースの救急車で懐かしさを感じました。時間的には10分ほどの走行で終了。あまり満足に撮影することが出来ずに予選第1グループは終了することになりました。
おまけですが、セーフティーカーのLC500です。ヤマハ製V8エンジンの高音がサーキットに響き渡り幸せでした。エンジン音が大好きな自分にとっては、この音が聞けただけでも収穫ありでした。この日、この1度しか走らなかったのが残念ではありましたが・・・
というわけで、第1グループは終了です。次は第2グループを撮影していきます。この日の撮影はまだまだ続きます。それでは!