変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

所持しているFDマウントの50mmを紹介


こんにちは。潔く銀です。

今回の記事は、僕がかなり力を入れて集めているFDマウントのレンズについて書いていこうと思います。僕が所持しているFDマウント系にレンズは20本ほどあります。
ジャンクレンズがかなり多いですが、24mmから200mmまで満遍なく所持しています。

FDレンズを集めるきっかけになったのは、お知り合いからAE-1を頂いたところから始まりました。一緒にもらったレンズはズームレンズだったので、単焦点レンズじゃないと面白くないと思い集め始めることになりました。

FDレンズは、球数もそれなりに多いので、集めやすいレンズです。さらに種類も豊富なので、比較的に手を出しやすいメーカであると思っています。

 

 

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今回はFDレンズの中でも種類が多い50mmのレンズについて紹介していこうと、突然思いついたので書いていこうと思います。50mmは、昔はキットレンズ的な感じだったので、球数が多く集まりやすいので、カメラ好きの人は50mmがやたらと集まってくると思います(笑)

今回の記事は、比較的に集まりやすいFDレンズの50mmについて発売順で紹介していきます。

 

 

 

Canon Lens FL 50mm F1.4 II

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まずは、FL 50mm F1.4 IIから紹介していきます。中古市場でも比較的見かけるこのレンズ、絞りリングが狭い一型とありますが二型の方が比較的に見かけるので、私自身も手に入りやすかったです。

発売当時は、カラーネガフィルムの進化がすごかったらしく、FL 50mm F1.4 IIは初期型と比べてガラスが変更されていたり、カラー化に対応しているのでミラーレスなどで使用される方は、II型の方がいい結果になるのではないかと思います。

キヤノンカメラミュージアムでも、「新種ガラスを4枚使用した6群7枚構成による贅沢なガウス型を採用、高コントラスト、高解像力、カラーバランスの良さ、豊富な周辺光量を備え、後にFDレンズシリーズ展開での模範となった。」と書かれているので、これから紹介していくFDレンズには、このレンズのDNAが組み込まれています。

描写は、オールドレンズらしく開放は柔らかく絞ればしっかり写るという良くあるパターン。逆光で撮影すると面白いゴーストがたくさん出るので、逆光の撮影はとても楽しいです。注意する点は、レンズが黄色味がかっていることが多いことです。黄色味がかっていると、当然のことですが色味がかなり変わってしまいます。

 

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Canon Lens FD 50mm F1.4

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いつもならF-1にはFDレンズをつけるという自分ルールがあるのですが、今回はNew F-1にFD 50mm F1.4を取り付けました。私が所持しているのは初期型の銀枠が付いているものになります。銀枠って光が乱反射するので描写的には良くないはずですが、銀枠が採用されたのは見た目重視だったのではないかと思っています。

実際、銀枠がついているのは、1971年頃に販売されたレンズに多いだったりするので、そういうことなのかな?

ちなみに銀枠がついていないFD 50mm F1.4がいたりしますが、クラシックなデザインが好きな方はこの銀枠付きのレンズを探してみてください。

描写は、 FLレンズに比べると開放時のふわっとした写りが少し薄れている感じです。それでもキヤノンレンズらしい芯のない描写になります。レンズ的には出来が良くなったという感じです。F2.8まで絞ればかなり解像感のある描写を得られます。しっかりした作りなので、少し重量があります。

 

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Canon Lens FD 50mm F1.4 S.S.C

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同じ50mm F1.4でもS.S.Cが付いているレンズになります。中古市場でも、このS.S.Cが付いているか付いていないかで値段が変わります。ちなみに、S.S.Cは「Super Spectra Coting」でこのコーティングあるかないかで描写が変わります。当時は、ミノルタの銘レンズであるMC 50mm F1.4より写りがいいと言われていたらしいです。

最新のレンズでもコーティングはかなり重要で、レンズ設計が同じでもコーティングの違いで描写がかなり変わるので、意外と重要な項目だったりします。

しかし、デジタルで使用する分にはS.S.Cはあまり変化はなく、思いっきり逆光にして撮影しないと変化はわからないようです。

このレンズ、絞りが壊れているかと思ったのですが、マウントアダプターで使うと動くことがわかったので、そのうちS.S.CとS.S.C無しの比較をしたいと思います。使用している感覚は、S.S.Cの方が開放での写りがいい感じがしました。いつかちゃんと比較したいですね。

 

Canon Lens FD 55mm F1.2 S.S.C

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50mmを紹介する記事ですが、55mmもこのジャンルに入れてもいいだろう思っています。なぜなら、50mm F1.2を作りたいけど、55mmなら設計が簡単だったから55mmで作ったという歴史があるからです。

この55mm F1.2というレンズは、キヤノンが数ヶ月おきにリニューアルしたりするようなジャンルのレンズで、ジャンル的には面白いレンズでした。実は、FLレンズ時代から55mmF1.2というジャンルがあり、FD 50mm F1.2Lが登場するまでに14年の年月がかかっています。それだけ50mm F1.2を作るのは難しかったということでしょう。調べてみると様々な情報があってかなり面白です。時間に余裕のある方は是非調べてみてください。

僕が所有している中では一番明るいのがこのレンズです。ただ、開放ではあまり使ったことがありません。このレンズもキヤノンレンズらしい開放は芯のない写りで絞ればしっかりするというレンズです。F2くらいからピントの芯が見えてきて、F4ではパリッとした描写を得ることができます。

ちなみにF1.2で撮影するとハロがすごいことになり、逆に面白い表現ができたりするので、いつかこのブログで紹介したいと思います。

 

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Canon Lens New FD 50mm F1.4

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僕が知っているマニュアルレンズの中では圧倒的な完成度を誇るNew FD 50mm F1.4です。描写、重量、使い勝手、コスパ全ての置いて完璧ではないかと思っています。また、このレンズのDNAが今のEF 50mm F1.4 USMやEF 50mm F1.8 STMなどに活かされています。描写の傾向やボケなどは非常に似ています。

今まで紹介してきたオールドレンズに比べると、非常に安定しているレンズで開放で撮影しても微妙に芯のある描写をしますし、絞ればかなり解像感があります。また、驚きなのはカラーバランスの安定感で、全く癖がなく非常に扱いやすいです。なので、オールドレンズの描写が好きな人には物足りないと思うレンズでもあります(笑)

あと、個人的な感覚ですがCanon New F-1に最も似合うレンズであると思います。プラスチックな感じがますが、統一感があって非常に好みです。

 

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Canon Lens New FD 50mm F2

以前は所持していましたが、友人に譲渡して手元になかったので画像はありません。このレンズは、50mm F1.4に比べると安価なのですが、F1.4と傾向はほとんど同じですし、ミラーレスで使うならF1.4の方が綺麗に描写するので、もし購入するなら確実にF1.4を購入することをオススメします。

最近は、価値がほとんどないためか目にする回数が減ったような気がします。よくあるのはフィルムカメラにオマケとして付いてくるので、自然と手に入るかもしれませんね(笑)


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まとめ

というわけで、所有しているFDレンズを好きなように紹介しました。今回紹介したのは8分の1程度なので、細かく分けるとまだまだ紹介しようがあります。これから、オールドレンズで遊んでみたいなと思う方は、まだまだ球数があるFDレンズを使ってみてはいかがでしょうか。最近は、少しずつ海外に流れていく傾向があるので、手を出すなら今のうちですよ!

今回は、外観の画像ばかりで撮影した結果は出していませんが、気が向いたら紹介していこうと思います。気になるレンズがあればコメントしていただけると嬉しいです。