
こんにちは、潔く銀です。今回は、少し前の訪れた宮崎県南端にある都井岬で出会った廃墟をPENTAX645Dで記録したのでまとめます。
学生時代に憧れたカメラですが、購入した記事を書いてからカメラに着目して記事を書いていなかったなとふと思ったので、ちょうどいい題材があったので書いていきます。撮影場所は宮崎県の南端にある都井岬、灯台や野生の馬があることで有名ですが、半世紀ほど前はリゾート地として有名でした。その当時に建設した都井岬グランドホテルという大きなホテルに潜入しました。

最近、なかなか中判カメラを持ち出して撮影に行くことがなかったのですが、この日だけは謎に中判カメラを持ち出すモチベーションがありました。ただ、三脚を出すまではやる気がなく、廃墟という屋内でPENTAX645Dにとっては少し厳しいコンディションになったのですが、手持ち出来るギリギリのシャッター速度で撮りました。中判センサだけあってDレンジもそれなりにあるので、こういうシーンでもかなり活躍します。


開放で撮影するとちょっとだけ解像度が甘くなるので、少しフィルムっぽいテイストになるようにレタッチしてます。イメージはフジの業務用フィルムです。



10年ほど前のカメラとはいえ、流石中判という感じ。廃墟の雰囲気をきっちり写してくれます。

このカーテンに差し込む微妙な光のニュアンスをしっかり写していて、やっぱりPENTAX 645Dは良いカメラだなと思いました。今回は手持ち撮影だったので手振れとの戦いでしたが、この表現力は改めて素晴らしいカメラだなと思いました。


廊下はこれぞ廃墟だという雰囲気でした。廊下の光の入り方が絶妙で、いいところが撮れました。特に2枚目の屋根が崩れた感じは絶妙です。


モノクロも載せておきます。元はカラー画像でLrを使ってモノクロにしていますが、部屋の雰囲気と海の対比が良い感じです。個人的にはお気に入りの一枚だったり・・・4000万画素のCCDセンサは、この微妙なところを表現してくれるので良いです。この辺りはこのカメラならではかなぁと思ってます。

この廃墟でお気に入りだったポイントは、この手書き非常口です。傾いている加減とか含めて、怪しげな雰囲気がたまんなかったです。メインの記事ではカラー版を上げましたが、ここはあえてモノクロにしました。絶妙な光と影を演出出来たので満足です。
というわけで、久しぶりにPENTAX645Dを使ってみて、改めてコダックの4000万画素CCDセンサはどこか独特な感じがして良いです。645Zはソニー製CMOSセンサなので描写は見慣れた感じになるのかなと勝手に思っています。ここまで来ると単焦点レンズで撮りたくなるので、いつか導入しようかな。また持ち出したタイミングで記事をまとめようと思います。それでは!
P.S
せっかく買ったのにあまり使えてないので、これからはしっかり使わないといけないなと記事を書きつつ思いました。