変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

レンズ紹介 2本目「Tamron SP 90mm F2.5(Model 52BB)」

 

 

Tamron SP 90mm F2.5(Model 52BB)について

今回は、少し古いレンズであるTamron SP 90mm F2.5(Model 52BB)というレンズを紹介したいと思います。

タムロンの90mmといえば、長い歴史がある伝統的な仕様になっており、メーカーの代名詞的なレンズになっています。伝統のタムロン90mmマクロの始まりは、1977年に発売されたModel 52Bで、今回紹介するレンズはその後継型番であるModel 52BBというモデルになります。つまり、タムキューの第2世代です。

レンズは、6群8枚構成のシンプルな仕様になっており、最大撮影倍率は1:2までのマクロ撮影を行うことが出来ます。初代とレンズ構成などは変わっていませんが、鏡筒が金属からプラスチック製に変更されています。

 

www.tamron.co.jp

 

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外観の写真を載せておきます。過去に使用していた時の写真になります。

フードは純正ではなく、CONTAXのフードを取り付けております。純正のフードは、プラスチック製で安っぽい感じが否めないので、このフードを取り付けております。収納はしにくいですが、見た目はバッチリです。

 

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横から見た図になります。

レンズフードが大きくて、一気に迫力が出てかっこよくなったと思いませんか?素人が見たら大きいレンズだなぁと思うだけかもしれませんが、カメラ好きの人が見たら「なんだこの変態な格好」と思うこと間違いなしです(笑)

エクステンションチューブを付けて撮影しているので、長く見えますが緑色の点がついているところまでが52BBのレンズになります。エクステンションチューブは、アダプトールマウントが付く仕様になっており、カメラ装着側はレンズと同じ仕様です。なので、エクステンションチューブをつけるときは部品を色々と外してつけないといけません。ちょっとだけめんどくさいです。

 

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タムロンの古いレンズは、アダプトールという方式が使われており、レンズのマウント部の部品を交換することで、様々なカメラにつけることができるという仕様になっていました。今でいうマウントアダプターが、タムロン独自で作っていたということです。昔は、電気系統が無いカメラがほとんどなので、レンズ側で絞りが調整できてフランジバックさえ合わせてカメラに引っ付けてしまえば、どのメーカでも問題なく使うことができました。

写真の中にあるのは、EFマウントとM42マウントのアダプトールです。良く使用するのでレンズ置き場に常に転がっています。他にAマウント、FDマウント、Fマウント、フォーサーズマウントと所有しています。少しずつ集めて行ったという感じです(笑)

 

今回紹介するレンズは、私が大学生の頃にハマり始めたジャンクレンズ集めのきっかけになったレンズです。とあるカメラ屋に訪れた時に、ジャンクレンズのたまり場の中にこのレンズが異様に綺麗な状態で紛れていました。手に取った瞬間に、このレンズはめちゃくちゃ描写すると感じた事を今でも覚えています。
それ以来、ジャンクレンズの中にたまに紛れている異様に綺麗なレンズは精度が出ているため、レンズ本来の性能が出ていて、綺麗な状態が他のものより保てるのではないかという仮説を持っています。調べたことはないんですけどね(笑)

 

 

 

 

それでは、ここから作品を紹介していきます。撮影設定等も載せているので描写の参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

Tamron SP 90mm F2.5(Model 52BB)で撮影した写真

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2016年9月頃だったと思います。撮影場所は島根県出雲市です。

撮影設定は、ISO250 F2.8 SS1/800です。フィルム時代のレンズになりますが、こんなにも写るものなのかと驚いた一枚です。背景のボケは柔らかく、ピントがほしいところはしっかりと表現する。現代のタムキューにも匹敵するのではないかと思うほど、綺麗な描写をしてくれます。

今回紹介するレンズは、ハーフマクロなので最初は接写の写真を載せると決めていました。私は、あまり接写をしないので最初で最後のマクロ撮影の画像になります。ここからは、中望遠レンズとして使用する画像ばかりになります。

 

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2017年8月頃になります。兵庫県にある

撮影設定は、ISO400 F11 SS1/800です。姫新線青春18切符で旅をしている時の一枚になります。被写界深度を確保したかったので、F11に設定をしました。回析現象は少し見られますが、そこそこ写っているので気になりません。

このレンズは、解像度や色味など全てにおいて素直なレンズなので非常に使いやすいレンズになります。スナップ撮影において、90mmは少し難しい画角になりますが向いているレンズとも言えます。

 

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2017年8月頃です。撮影場所は、岡山県倉吉市の観光地で有名な場所です。電柱や電線が無く、見栄えのいい非常に綺麗な場所です。

撮影設定は、ISO100 F5.6 SS1/500になります。このレンズの一番美味しい設定は、F4からF5.6ぐらいです。カミソリのようなキレキレの描写を活かすことができます。初めのような一枚を撮ることもできるのですが、絞ればスナップでも活かせる描写で中望遠レンズとしてもかなり活躍してくれました。

写真は、何気ない記録写真になるのですがしっかり写っているが故に絵になっています。特に軽自動車の金属光沢を表現しているところとか気に入っています。

 

 

 

 

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2016年9月頃になります。撮影場所は愛媛県にある別子銅山の近くにある川です。綺麗な色の川だったんで撮影しておきました。

撮影設定は、ISO100 F16 SS1.0secでした。PLフィルターを使用して撮影しています。たまにはフィルターを使って撮影してみるかということで試して撮影した一枚です。絞り過ぎると解像度が少しだけ落ちてしまいますが、これぐらいの描写はしてくれます。

正直なところ、色味に関しては写真編集ソフトでいくらでもいじれてしまいます。しかし、解像感は後からどうにかなるものではないので、使用するレンズを選ぶ大事なファクターになります。 

 

 

 

 

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2017年3月ごろの写真です。 京都市にある大文字山から見た夜景になります。写真部のメンバーで登った思い出深い一枚です。ちょうど夕暮れ時に間に合うように登り、夜景とか絡めて景色を撮影をしました。

撮影設定は、ISO100 F8 SS20secです。ちょうど暗くなる直前くらいの写真になるので、街明かりだけでなく微妙に建物のディティールが残っている状態です。解像感があるため、しっかりと隅々まで写してくれました。夜景を撮影する際は、このレンズへの信頼感は非常に高まりました。光芒の出方もいやらしくなく、とても自然な感じで残してくれます。

 

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SONY α7II + Tamron SP 90mm F2.5(52BB)

 

撮影日は2017年2月頃になります。場所は北海道羅臼です。撮影時は少しだけ吹雪いており、微妙に霞んでいる状況でした。

撮影設定は、ISO125 F11 SS30secで撮影しています。寒すぎてなんとなくで露出等を決めて、ピントだけ合わせて撮影していました。プレビューで確認するほどの余裕がなかったので、ホテルに戻ってから確認しました。驚いたのは解像度がかなり高いため、止まっている車の車種が完璧に分かることでした。距離が近い車に至ってはナンバープレートの認識もできたので、本当にいい写りするレンズだとこの一枚を撮影して感じました。

羅臼の町は、LEDではなく水銀灯やナトリウム灯が多く、他の街とは雰囲気が全然違います。この雰囲気が溜まらなく好きで、その違いをしっかりと表現してくれました。まぁ、そこはセンサーのおかげかもしれないんですけどね(笑) 

 

 

 

最後に

レンズ紹介2本目は、僕がジャンクレンズにはまったきっかけのレンズになります。長い歴史を持つタムキューの2代目に当たる型番ですが、今のカメラでも十分に通用する描写性能をしています。もしかしたら、当たり玉である可能性が高いですが・・・

このレンズは、MFのみになるので動体撮影などには向いていませんが、風景撮影や夜景の撮影をされる方にはオススメしたいレンズです。たまに中古市場でこのレンズを見かけますが、非常に価格が安いです。描写は、これまでの写真を載せてきた通り素晴らしい描写をしてくれます。最近は、ミラーレス一眼レフが主流になりマウントアダプターさえあれば装着することができます。是非、興味があればこのレンズを使用してみてください。

最近、少し使用していない間に写りに影響が出る箇所にカビが生えていました。うっすら生えているのは気づいており、だましだまし使ってきたのですがF4でも写り込んでしまい使用できない状態に・・・びわ湖花火大会2019年で使用する予定だったのですが、カビが原因で使用しませんでした。見ている感じは自力でカビ取りができそうなので、いずれ取ろうと考えています。

 

というわけで、レンズ紹介2本目は僕が愛したジャンクレンズでした。ご質問や間違いの指摘等があれば、コメントしてもらえたらと思います。

 

それでは!!!