こんにちは、潔く銀です。
連日の良好な天気のせいで睡眠不足に陥りました。行く気はなかったのですが、夜空を見ていると行く気力が湧いたので少しだけ眠かったのですが、車を走らせることにしました。連日で行ったのは初めてかもしれません(笑)
この日は、珍しく人がおり派手な車が止まっていました。間違いなくカメラマンではないので、カメラマンは自分だけだなとすぐに悟りました。派手な車の主は自分と同じ年齢くらいか少し下のヤンキー風の兄ちゃんでした。
珍しがられたせいか「兄さん、お仕事かなんかですか?」、「どこから来たんですか?」など興味津々で声をかけてきました。前日に撮影した写真を見せると、「これ頂いて良いですか!!!」と言うので、iPhoneのAirDropで転送してあげました。その後、どういう風に使うか分かりませんが思い出になるなら良いでしょう(笑)
あんまり写真をあげるとかしないのですが、山道の途中で煽るつもりはなかったんですけど、距離を詰める形になり道を譲られてしまったので、少しだけ申し訳なさもありあげたという経緯です。
さて、前置きが長くなりましたが撮影の準備をしている間にヤンキー風の兄ちゃんは帰ったので、静かに撮影を開始します。
前日は、とても寒かったのでズボンを2枚履きにして、上は長袖を一枚増やして撮影に挑みました。寒さ対策はバッチリだったんですが、相変わらず風が強いという状況でした。
今回は、高感度をどんどん使う作戦で挑みました。撮影設定は「ISO12800 F4.0 SS25sec」です。
いつもは6400で止めるのですが、この日は薄い雲があるのか微妙に暗く感じたので、いつもより明るく撮影をしてみようと思いISO12800まで上げてみました。天の川やアンドロメダ、かなりしっかりと写っていますがノイズ感がかなり激しくなってしまいます。レッド系の色ノイズもかなりみられたのでカラーを調整しています。星の数は悪くないのですが画像的にはそこまで綺麗ではないです。
次に試した設定は「ISO8000 F4.0 SS20sec」です。いつもの設定に1/3段感度を上げた設定です。
一つ前の写真では彩度を抜いたレタッチをしているのですが、今回はしっかり色を出したレタッチにしました。感度ノイズは6400と12800で差がはっきりしており、撮影シーンによって良し悪しが出てくるところなので使い分けが必要だと思っています。
個人的な使用感としては、星景写真においては6400の方が圧倒的にレタッチしやすくなるのでよっぽどのことがない限りは感度は抑えた設定にします。
ちなみに、この日も高頻度で流星を見ることができカメラの中にも収めることができました。相変わらず運がないので小さい流星しか写りませんが、写真上部に緑色の線が写っております。
今回チャレンジで、高感度を活かしてM42 オリオン座大星雲を写してみようということで、ニーニッパを持ち出して撮影をしてみました。もちろんトリミング大前提での撮影になるのですが、見事に写ってくれました。
天体撮影素人の僕でもここまで写すことができるので、イメージセンサの進化は写真業界に大きな影響を与えてくれますね。やっぱり夢があります。最近は読み出し速度に特化させているのですが、高感度性能に振り切ったカメラとかも見てみたいですね。
撮影設定は、「ISO25600 F2.8 SS2.0sec」です。200mmを使用する時は星がブレない限界が2秒なので、露出をできるだけとるために2秒で撮影していることが多いです。レタッチで自分が想像しているより綺麗に撮影することができたので、もう少しやりようがあるかもしれないなと思っています。そのうちチャレンジですね。
ついでに、M31 アンドロメダ座大銀河の撮影も行いました。こちらの撮影設定もオリオン座大星雲と同じです。少しトリミングをしているため、画質的には良くないですが赤道儀なしでもここまで撮影できてしまいます。
アンドロメダ座大銀河は普段撮影をしていて、とても目立つので天体撮影をしている方は良くみられていると思います。
いつもと同じ撮影をしていても面白くないので、猪名川天文台から見る阪神地区の方向を撮りました。写真左下の方に写っているのが大阪の街で、右下に見えるのがおそらく三田の街明かりになります。
オリオン座がちょうど南に行ったので、関西の街と撮影したかったので良いコラボになるように撮影をしました。普通に撮影すると明暗差がかなり激しくなってしまうので、手で覆いながら調整しています。
オリオンの涙と言われているところがM42 オリオン座大星雲の位置になるのですが、うっすらですが見ることができます。
前日も天文台の様子を撮影したのですが、雲が多くて少し見栄えが悪かったのでもう一度撮影しておきました。一応、分かりにくいですが天文台の横には北斗七星 おおぐま座があります。こういう時ソフトフィルターがあった方が良いなぁと思います。
最後に北天を撮影。天の川が水平線に垂直になっているので、写真映えするので撮影をしました。こちらの方向は気温差が激しいためか、雲海が発生しやすいです。この日も雲海が出ていたので、雲海と天の川とコラボということで記録しておきました。
もう少し良い機材になれば、レンズ周辺の解像度が確保されるので綺麗な画像を得ることができるのですが、今はこれが限界ですね。機材更新の筆頭のレンズだったりします(笑)
というわけで、この日は前日より長い時間撮影をしました。条件は前日の方が良かったのですが、色々と撮影することができました。久しぶりにがっつり天体撮影をしてみて、もう少し天体の知識を持っていたら面白いだろうなと思いました。次行く時は少し勉強してから挑みたいと思います。
最後に・・・
たくさん撮影したデータを使って、コンポジットしてみました。星の数はしっかりと写っていたので、とんでもない写真になってしまいました。コンポジットで撮影する時は、星の数より画質を優先した方がいいなと改めて思いました。
日々、勉強ですね・・・それでは!