こんにちは、潔く銀です。今日は、11年前にデビューしたEOS7Dで記録した動画を振り返りたいと思います。
一昨日、EOS1D3で撮影したデータを回収するためにCFカードを数枚整理していると、EOS7Dで記録した動画を発掘しました。
撮影日は、4年前の2016年6月上旬になります。使用レンズはSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryです。もう、この機材も5年近く使ってるのかと思うと時の流れを感じてしまいます。
というわけで、 久しぶりに動画をYoutubeに投稿しました。去年も、アオバズクの動画をYoutubeに投稿しているのですが、今回は懐かしの機材を使用しているということで、その辺についてお話していこうと思います。
EOS7Dについて
EOS7Dといえば、2009年に発売され新規に開発された1800万画素CMOSセンサが搭載され、映像エンジンがデュアルDIGIC4が採用されているハイエンドアマチュアモデルでした。秒間8コマの高速連写と高精度なAFに加えて、常用ISO感度6400が使えるようになり、プロのサブカメラとしてもかなり使われ、当時はかなり売れたカメラになります。
発売開始が2009年から生産終了は後継機種である「EOS 7D markII」がデビューする2014年まで製造されていました。進化が早いデジタル一眼レフの中では異例の5年という発売期間がこのカメラが優秀だった証ではないでしょうか。
私がカメラ好きになったのは、このEOS7Dからだと言っても過言ではないです。中学生の時に、このカメラのCMが僕の中では衝撃的でした。手に入れるまでの6年間はずっと憧れのカメラでした。
EOS7Dの動画性能について
2020年現在においては、一眼レフに動画機能が搭載されているのは当たり前であるが、当時は動画機能がついている一眼レフはかなり少なかったです。2008年の「EOS 5D markII」がEOS MOVIEの始まりで、当時はかなり注目されていました。まぁ、写真撮るためのものだから、そんなもの必要ないだろうという声もありましたが・・・
2009年発売のEOS7Dにも、動画機能がつきました。スペックは以下になります。
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC 可変 (平均) ビットレート方式 |
音声記録方式 | リニアPCM |
記録形式 | MOV形式 |
記録サイズとフレームレート | 1920×1080(Full HD): 30p/25p/24p 1280×720(HD): 60p/50p 640×480(SD): 60p/50p * 30p:29.97fps、25p:25.0fps、24p:23.976fps、60p:59.94fps、50p:50.0fps |
ファイルサイズ | 1920×1080(30p/25p/24p) : 約330MB/分 1280×720(60p/50p):約330MB/分 640×480(60p/50p):約165MB/分 |
フォーカス | ライブビュー撮影機能のフォーカスに準ずる |
測光方式 | 撮像素子による評価測光と中央部重点平均測光 * フォーカスモードにより自動設定 |
測光範囲 | EV 0~20 (常温・EF50mm F1.4 USM使用・ISO100) |
露出制御 | |
ISO感度 | ISO100~6400自動設定、感度拡張12800 マニュアル露出時 ISO100~6400自動/手動設定 |
音声録音 | 内蔵モノラルマイク 外部ステレオマイク端子装備 |
グリッド表示 | 2種類 |
サクッと動画機能をまとめておきます。
動画の最高設定は、解像度は1920x1080(Full HD)で30fpsでの記録になります。最近は、4K動画が当たり前になってきてはいますが11年前のカメラになりますが動画性能としては十分です。
最近のEOS機種には、デュアルピクセルCMOSが搭載されているのでライブビュー時のAFが早いのですが、当時はコントラスト方式なので動画撮影時はもっさりとした動きです。
今回の動画について
今回は、超望遠レンズを用いてアオバズクの動画を撮影しています。条件としては、晴天の木陰ということで、ある程度感度を上げないといけないためISO400程度で撮影をしています。
前半の動画は、撮影条件的に悪くないのでそこそこ良い感じに記録することができています。葉っぱの暗部に注目すると少しノイズ感を感じますが、見れないことはないです。
後半は、APO TELECONVERTER EX DG 2xというSIGMAの古い2倍テレコンを使用して動画撮影しています。テレコンを使用した場合は、F値が下がるため必然的にISO感度をあげることになります。 今回公開した動画では、ISO1000くらいで撮影をしています。
感度を上げると、エッジの部分が少しモヤッとした感じになり、葉っぱの暗いところのノイズは少しチラついて目立ってきます。また、カラーノイズも発生しておりノイズが見えやすい方にはかなりしんどいかもしれません。
ただ、スマホで見る分には全く問題なく綺麗に見ることができます。元々、1080pの解像度で記録しているので問題なく見ることができます。
テレコン関連は、下のリンクを見ていただければ少し参考になるかもしれません。一応、Canonの純正レンズにかましても使用することができます。
というわけで、11年前の一眼レフMOVIEについてでした。最近、中古の価格も安定しておりEOS7Dを使用している学生が増えているかもしれません。まぁ、一眼レフ初心者もこのカメラから始めているかもしれませんが・・・
もし、この記事が参考になれば嬉しいなぁと思います。感想や疑問があれば、コメントください。
それでは!!!
追記
去年、SONY α7IIIで撮影したアオバズクの動画は下の動画になります。4K画質にして記録しているので、比較したい方は下の動画も見てください。