こんにちは、潔く銀です。今回は、当ブログ開設してから2本目のVenus800を使ってみたのでまとめていこうと思います。
前回の記事は上のリンクになります。前のフィルムでは、高感度フィルムらしい写真撮るために夜に持ち出してばかりだったので、今回は夜以外に持ち出す機会がありました。
Venus800は、まだお店で見かけることがあるので手に入るフィルムですが、そのうち市場から姿を消して手に入りにくくなると思います。大切に保管していてもいいのですが、保管したところで勿体ないので消費していきます。
今回使用するカメラ
また、前回と同様に今回使用するカメラはCanon F-1になります。New F-1も使用しているのですが、メカニカルシャッターゆえ電池を使用しないF-1の方が使いやすいため、貴重なVenus 800を詰めました。FDレンズも豊富に所有しているため、様々なシーンに対応しやすいというのもあります(笑)
そういえば、FUJIFILM Venus800の1本目で使用したカメラもCanon F-1でした。ただ、今回使用しているレンズは、前回で使用していないレンズばかりなので合わせて見てもらえると面白いと思います。
関西私鉄を撮る
近鉄電車を撮影しに行った時の写真になります。この日の狙いは、スナックカーだったのでこない間はフィルムで切るということをしていました。
レンズは、当ブログ初登場のCanon New FD 100mm F4 Macroです。あまり使い道がなかったレンズなので、今回は使用してみようということで試しに使ってみることにしました。
撮影場所は鶴橋駅になりま。ひっきりなしに電車が来るので、飽きずにずっと撮影をすることができます。フィルムできる時は、少し古い車両が来た時を中心に撮ることにしていました。
レンズの描写は、単焦点レンズということもありかなり解像しています。F値は、使いやすいF5.6で撮影しています。
特急車両が旧塗装なら、尚良かったのですが贅沢は言いません。この一枚を撮影している時は雨が強くなり、フィルムにもはっきり写るほど降っていました。感度の高いフィルムを使用していますが、ノイズではないです。
近鉄電車を撮影することはこれまでなかったので、大阪で名張という文字を見るのはすごく新鮮な感じがします。様々な行先表示の車両が走ってくるので、それを見るだけでも楽しいです。最近は、撮り鉄より見る鉄になっているような気がします。
このレンズがどういう感じで写るか分からなかったので、片ボケしてないかとかチェックするために記録写真を量産しました。同じ写真ばかり撮影をしていても面白くないので、レンズを変えることにしました。
悪天候の中で、開放値が暗い「FD REFLEX 500mm F8 S.S.C」を使用すると手振れするかもしれないと思い怖かったのですが、しっかり手ブレせずに撮影することができました。フィルムの雰囲気もしっかり出ており、個人的にお気に入りのカットです。近鉄車両に三宮行き・・・新鮮です。
ちょうど、この写真を撮影している時期は使用しているレンズにハマっておりかなり使用頻度が高かったです。興味のある方は下のリンクから見てください。
雨の中の写真を撮るのは、使用しているカメラの時代は大変だったのだろうなと思いながら写真を撮影しました。今回は、ISO感度 800のフィルムを使用しているため明るく撮影することができていますが、ファインダーの中はかなり暗くてピントを合わせるのが大変でした。
とりあえず、撮影してみたという感じだったのですがいい感じの並び方で撮影することができました。これで、Canon F-1での近鉄電車の撮影は終わりになります。
次は、南海電車の撮影をすることにしました。撮影場所は、汐見橋駅です。今まで、関西にいながら関西私鉄を撮影してなかったので、これを機に撮影することができて良かったです。
レンズは、FDの135mmを使用することにしました。100mmだと少し圧縮効果が足りなくてこちらのレンズにしました。普段であれば、100mmと135mmを両方同時に持ち出すことをしないのですが、この日は気分で持ち出していました。
この一枚は少しお気に入りのカットです。南海 汐見橋線は、ローカル線ということもあるかつ南海電車なので、木の架線柱がいまだに残っています。都会の真ん中に、こんなしみじみとしたローカル線があることを訪れるまで知りませんでした。少し前に撮影した、阪神武庫川線と同様に線路沿いを歩いて楽しい路線でした。
この後、北海道に撮影にいくのですが何を思ったのか、Canon F-1を持っていくことにしました。貴重なVenus 800を北海道で使いたいという欲望が出てしまいカバンに詰めました。
北海道に持ち出す
北海道では、まさかの夜に鉄道を撮影することになり、通常であればデジタル一択なのですが、街灯の明るさを利用し雰囲気重視でF-1を使うことにしました。上手く撮れたらラッキーぐらいでシャッター切ったのですが、結構イメージ通りに撮ることができました。
オホーツクがいつ来るのか分からなかったので、寒空の中Canon F-1を放置したのですが問題なく動いていていました。完全メカ駆動なので、電池の心配もすることが無く信頼できるカメラだなと改めて感じました。
丸瀬布駅で出会うことができたキハ40です。おそらく、雪まみれのところを撮影することができるのは今年が最後かもしれないので、この一枚を撮ることができて良かったです。
フィルムで撮影すると、テールライトが白飛びしないのがいいですよね。デジタルカメラだとどうしても白飛びしてしまいますが、赤い色が滲む感じが趣深さを演出していると思います。
丸瀬布駅では、この石北貨物がターゲットでした。後追いがメインカットだったので、フィルムで無理やり撮影してみました。F2を使用しての限界設定だったので、そこまで写らないだろうと思っていたのですが、顔がそこそこ写ってくれたので良かったです。今のデジタルカメラなら、もっとはっきり写せると思いますが(笑)
なんとなく、丸瀬布駅をスナップしました。LEDライトが採用されて、最近の駅っぽくなり、フィルムで撮影しても露骨にLED感が出てしまいます。まぁ、白飛びの仕方が嫌な感じでは無いので、デジタルで普通に撮るより絵になる印象です。
やっぱり、フィルムで撮影するのは楽しいですね・・・今、メインで使用しているSONY α7IIIで十分だなぁと思いフィルム回帰するのいいかもです。
フィルムが残り一枚になったので、丸瀬布駅を出たところを軽くスナップしました。肉眼では雪がもっと見えてチラチラしていて綺麗だったのですが、フィルムでは伝わらないですね・・・
この時、ちょうど-8度ほどでしたが問題なく動作しており、本当にすごいカメラだなと思います。最近、中古の価格が落ちてきて手に入れやすくなっているので、この記事でCanon F-1に興味を持った方は買ってみて欲しいなぁと思います。
今回の使用感まとめ
今回は、晴天時での使用はしませんでしたが雨天や夜間の鉄道撮影をメインに使用して見ました。デジタルと同じように撮影しても、どこか絵になる感じがして中学生や高校生の時にフィルムを使用していたことを思い出しました。特に、オホーツクやキハ40の写真は自分の中では成功した一枚になります。やっぱり、デジタルとは違うなと改めて感じました。
今回は、北海道まで持ち出して撮影をしました。夜間の高感度フィルムとFD 55mm F1.2 S.S.Cの組み合わせは、Canon F-1が現役時代ではかなり重宝したのではないかと思います。現代は、夜の写真を撮るのことは簡単になったんだなということを噛み締めながら撮りました。
という感じで、今回は意図していませんでしたが鉄道ばかりを撮影していました。最近、Venus 800をやたらと消費しているので7月は全て記事にしたいと思います。お楽しみに?