変なカメラ好きの写真徒然日記

ただのカメラ好きが適当に写真を載せ続けるブログです。

2019年 第31回なにわ淀川花火大会 撮影設定などまとめ[写真約60枚]

こんにちは、潔く銀です。

 

今回は、2019年なにわ淀川花火大会について記事にしようと思います。びわ湖花火大会に続き、連続で大きな花火大会の記事を書いていきます。今回も前回の記事と同様に撮影場所や撮影設定などをまとめていきたいと思います。

 

長編記事になるので、 サクッと写真を見たい方は、以下のURLからなにわ淀川花火大会の記事を見ることをオススメします。

 

www.yuseiphotos.work

 

 

今回の記事では、花火の撮影の参考になるような記事にしたいと思っていますので、撮影設定や撮影意図などの情報を残していこうと思います。自分の感覚で撮影しているので理論的に間違えていることがあるかもしれません。その時は優しくコメントして頂けると嬉しいです。

これから花火の撮影をされたりする方の参考になれば良いなぁと思います。また、2020年以降のなにわ淀川花火大会の撮影をされる方がこの記事を参考にしてくれると嬉しいです。

 

今回は、以下の流れで記事を書いていこうと思います(^^)

 

 

撮影場所

撮影した場所は、甲山森林公園展望台です。大阪の夜景を見渡せるスポットとして、たまに取り上げられたりしています。地元の方々が多いかなと思われる場所なので、撮影に行った際は気を遣って撮影しましょう。

ここは、夜景を見渡せることができ、かなりスペースがあるので何人カメラマン居ても十分に撮影することができます。望遠レンズを使うので、しっかりひな壇組めば100人くらいは撮影できるのではないかと思います。

デメリットは、駐車場からかなり歩かないといけないということです。駐車場と展望台がちょうど公園の対角にあるので、アップダウンする道を20分から30分ほど歩かなければいけません。慣れていれば楽なんですが、初めて行く方は苦労されるかもしれません。

撮影ポイントとしては、展望台に登る手前のスペースで撮影するのが良いと考えます。展望台は少し揺れるので微ブレを拾うことがあります。地元の人も見に来るので、ブレてしまうのはカメラマンの位置どりが悪いです。ブレを最大限に抑えたいなら展望台に上らないことを強くお勧めします。

今回使用した機材の組み合わせ

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今回のカメラ!
  • SONY α7III + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
  • SONY α7II + EF 300mm F4L USM
  • Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM
  • Canon EOS 1N HS + smc PENTAX-A*645 300mm F4 ED IF

 今回の機材は、圧巻の超望遠レンズたちを並べるという仕様にしました。最近は、これくらいの機材を持っている人が多いのでなんとも言えなくなりましたけどねw

ただ、三脚3本担いで来る人は少ないと思うので、少し注目を浴びた気がします。そして、カメラはSONYなのに純正レンズを一本も使っていないという感じ。唯一、よく見かける組みわせは、C150-600mmとα7IIIの組みわせですかね。最近になり、スタンダードな組み合わせになったような気がします。

今回の注目は、Canon EOS 1N HSとPENTAX645用の望遠レンズの組み合わせですね。ただ、写真はないのでこの記事では取り扱いはしません。いつか載せる機会があった時に載せようと思います。

 

記録した花火

SONY α7III

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

さて、ここからなにわ淀川花火大会で記録した写真をガンガン上げていこうと思います。オープニングから早速大きな花火が打ち上がりました。

今年の条件は、過去5年で最高に良くここまでクリアな夜景と花火のコラボを撮影できたのは初めてでした。撮影現場に居た多くの人は感じていなかったかもしれませんが、私自身はもう二度とないチャンスだと思い身震いしながら撮影していました。

撮影設定は、「ISO100 F10 SS15sec」で撮影しました。編集なしで、夜景と花火の明るさが均一に撮影できるのはレアケースです。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

今年撮影した伊丹花火とは、大きさが全然違うことを今記事を書いていて思います。夜景に対しての花火の大きさは桁違いです。ビルより遥かに高く上がっているのを見ると、なにわ淀川花火大会の規模の大きさを感じます。

そして、150-600mmというレンズは、こういう撮影の敷居を下げたなぁと改めて感じました。このレンズ出るまでは高価な超望遠レンズでしかこのようなシーンは撮影できませんでしたが、今は安価なレンズで撮影することができるので、写真の世界も変わったなぁと思います。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

大阪の夜景を彩る様々な花火を撮影しました。平割、芯割、八重芯、やし星入りなど、様々な花火と大阪の夜景を絡めて記録しました。4枚目のクロスに打ち上げる花火、形が良い感じでした。個人的に好きな写真になりました。

撮影設定は、「ISO100 F14 SS15sec」で撮影しており、最後の一枚だけSSを倍にして撮影しています。序盤だったので、露出の調整をしながら撮影していました。
ISOとF値を触ると花火の明るさが変わり、シャッター速度で周辺の光量を調整できることをここで例を挙げておこうと思って、あえて並べて写真を載せました。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

F14を選択していたのは、連発で花火が上がった際に白飛びしてしまうのを防ぐためでした。やっぱり比較明合成をするより綺麗なので、シャッタスピードはできるだけ長く撮りました。

結果、1回目の連発花火は最高の結果で終えることができました。今回の撮影の中でもベストに入るかもしれない一枚です。花火の形、色、露出どれも満点レベルでした。
撮影設定は、「ISO100 F14 SS30sec」です。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

一回、露出が決まってしまえばあとはもうずっと放置で撮影し続けます。なにわ淀川花火大会では、かなり明るい花火が飛ぶので少しアンダーよりが正解でした。夜景撮影をしたことがあり、露出感覚が優れている人はおそらく自分がどんなレタッチをしているか分かると思います。

4枚目は、個人的に良い色味の花火が上がってくれてよかったなぁと思います。下の打ち上げ花火はススキのようで、盆が始まり秋の訪れはすぐであることを暗示しているような写真に仕上がりました。少し考え過ぎかな(笑)

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

最高の撮影条件でなおかつ安定しているため、撮影設定は「ISO100 F14 SS 30sec」で撮影をし続けていました。本当に空気が澄んでいる日で、綺麗に花火を捉えることができます。また、風はあまりなかったんですが、煙の流れが良く目立たない程度で抑えうることができています。

Instagramで同じ場所から撮影している人が居たのですが、煙が気になるというコメントがあり、おそらくスマホの編集ソフトで明瞭度あげたせいではないかと思いました。どのような撮影でも同じですが、レタッチは非常に重要であることをここに書き記しておきたいと思います。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

同じ露出で撮影しても、似たような写真が量産されるので、少し違う設定で撮影しました。この画像の撮影設定は、「ISO100 F13 SS15sec」で撮影しました。この設定でも青い閃光は拾いにくいなぁと思いました。ただ、白い花火はかなり明るかったので、この撮影設定が最適解だったなと思いました。

この場所からの撮影でネックなのが、背景に映る伊丹空港への着陸機です。花火と被ってくれたらまだ目立たないのですが、中途半端な位置に軌跡が残ってしまうので悪目立ちをしてしまいます。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

少しだけ焦点距離を伸ばして構図を超えて撮影しました。1枚目良い感じの大きさの花火が上がってくれて、本当に綺麗な写真を撮影することができました。形もバッチリです。

2枚目は少し暗めに撮影して花火の色を綺麗に出してみました。やっぱり青い色の閃光を明るく捉えるのが難しいですね。ビビってアンダーよりにしすぎですね。

撮影設定は、1枚目は「ISO100 F13 SS13sec」2枚目は「ISO80 F14 SS 13sec」です。1枚目の方が僕は好みですが、写真的に仕上がりはどちらでも良いかなぁと思います。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

撮影途中から、同じような写真ばかりでつまらないなぁと思ったので600mmまで伸ばして撮影してみました。大胆に切り取ることができたら面白いだろうと思い伸ばしてみたのですが、ビルと花火の遠近感がなくなって面白い感じにはなりました。

比較明合成で仕上げるのは嫌だなぁと思い、明るい花火だけを写すような撮影設定にしました。撮影設定は、「ISO100 F16 SS25sec」にして花火に対しては暗い設定にしました。

それなりにたくさん撮影をして、4枚目の構図にまた戻しました。この時、ちょうど連打で上がっていたので少し煙が出ていますが、気にするほどのものではありませんでした。そして、フィナーレを撮影するために露出を下げます。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

撮影設定は、「ISO100 F18 SS10sec」で挑んだのですが、最後の最後のフィナーレは若干白飛びをさせてしまいました。10キロ以上離れた場所からでも大迫力のフィナーレは、どアンダーだと思ってもまだ足りなかったようです。びわ湖花火の感覚で合わせたのですが、想像以上の明るさでしたね。

ただ、直前の花火は綺麗に撮影することができたので良しとしましょう。SONY α7IIIでは、ギリギリ許容範囲の成功という結果になりました。

 

SONY α7II

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

ここから、SONY α7IIで撮影した分を載せていきます。こちらのレンズは300mmなので、150-600mmのような大胆な撮影をすることができないので、夜景を綺麗に写すことを考えました。

出だしからいきなりあたり設定を引き、綺麗な一枚を撮ることができました。撮影設定は「ISO100 F10 SS 13sec」で撮影をしました。手間の団地がかなり印象的な夜景なのですが、良い感じで撮影することができました。

 

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

オープニングあたりの花火はいい感じに撮影することができましたが、このままだと花火が連続で上がると白飛びをするなぁということで、撮影設定を少し変えました。撮影設定は、「ISO100 F14 SS13sec」を用いて撮影をしました。

少しアンダーでの撮影をしたので、2枚目の花火は白飛びせずの撮影をすることができました。レタッチをするとき、夜景に合わせていると花火が明るくなりがちですが、この撮影設定だと夜景が暗くなるのでレタッチで夜景を持ち上げなければなりません。その際に、目立たなかった煙が目立ってしまいます。

この撮影設定は、ちょっとミスでした。露光時間をもう少し長くするか、最初の撮影設定に戻すべきだったなと思います。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

横位置ばかりで撮影していても面白味に欠けてくるなぁと思ったので、途中から縦構図で撮影をしてみました。個人的にはあまり縦構図は好きじゃないのですが、こういう撮影もしておかないと頭が凝り固まってしまうので、三脚座からクルッと回して縦構図に変えました。こういう撮影ができるのは、カメラ複数台で撮影しているメリットですね(笑)

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

狙いだった新幹線の軌跡、それに夜景と花火のコラボです。なんとか、大きい花火が上がっている時に新幹線が通過してくれてよかったです。残念ながら奥にある今津線の軌跡は撮ることができませんでしたが・・・

レタッチをしていて思ったのは、さすがL単焦点レンズだなぁと思いました。昔の古いレンズで少しだけクモリがあるジャンクのレンズなのですが、あっと思わせてくれるような表現をしてくれます。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

派手な花火もいいですが、シンプルな花火の写真も載せておきます。何気に今津線のところに阪急電車が通過しているのですが、電球色のヘッドライトであることから元6050Fじゃないかなぁと思いました。

ここから、少しだけEOS1N HSを使用してリバーサルフィルムで撮影をしました。まだ現像はしていませんが、仕上がりが楽しみです。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

SONY α7IIIでは横でフィナーレの撮影をしていたので、こっちのカメラでは縦構図で撮影してみようと思い、構図を合わせながら撮影を開始。少しアンダーよりにして撮影していたので、AWBが少し下がり気味になっていました。RAW現像したら直せるのですが、今回はそういう傾向があったということでここに書いておきます。

 

撮影設定は、左から「ISO100 F11 SS13sec」「ISO100 F18 SS13sec」「ISO64 F11 SS13sec」でした。この中でやっぱりバランスがいいのは左の画像なのかなぁと思います。

 

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

フィナーレ直前の花火は撮影設定、「ISO64 F16 SS10sec」で撮影を挑みました。夜景的には完全にアンダーなのですが、出来るだけ白飛びせずに持ち上げています。言われなければ分からないレベルでのレタッチを心がけています。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

ISO64まで下げていても白飛びしてしまいました。やっぱりフィナーレを撮影するのは難しいですね。ただ、高めに上がった花火の露出は最適なようなので、撮影の仕方とPhotoshopを駆使すればかなり綺麗に仕上げることができると思います。

ただ、一枚撮りではかなり無謀に近いかもしれないと思いました。真ん中の方に花火がたくさん上がると、どうしても白とびしてしまいます。かといって、白飛びしないような設定にすると、夜景が救えない状況になります。後から、花火なしの夜景を加算で合成するのが一番賢いかもしれませんね。

 

SONY α7IIでは単焦点レンズを使用していたのでほとんど構図を変えずに撮影していました。なので、記事に載せた画像は少なめですが、比較明合成の方はなかなか面白いものが多いのでよかったら見てみてくださいね。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

ここからEOS7Dで撮影した分を載せて行きます。

EOS7Dでは200mmを選択しました。35mm判換算では320mmになりますので、SONY α7IIと同様の画角になりますがこちらはカメラをほぼ固定して撮影をしました。

撮影設定は「ISO100 F11 SS25sec」で撮影しました。前の2機種より古いデジタルカメラになるので、ダイナミックレンジは低く撮影するのには困難なところもあるので、アンダーよりにと思っていたのですが、連続で花火が上がってしまうと、この一枚のように白飛びをしてしまいます。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

微妙に露出が明るいということなので、絞りを一段下げて撮影しました。撮影時間はそのままにしているので、微妙に夜景は暗くなっていると思います。花火は、1枚目ほどたくさん上がらなかったのでちょうど良い感じの色が出てくれました。

Canon EOS 7Dは今から10年ほど前のカメラになるのですが、やはり名機種だなと思わせてくれるところが多々あります。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

撮影設定を「ISO100 F13 SS20sec」に変えて撮影しました。この2枚はたくさん撮影した中で、個人的に色合いが気に入った写真になります。SONY α7IIIやα7IIの欄でも同様の花火を撮影しています。

2枚目は、湘南の色といった感じで非常にいい味を出してくれたなぁと思います。花火の形も非常によく1枚撮りではベスト5に入る写真です。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

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Canon EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L USM

 

個人的になにわ淀川花火らしいなぁと思う形の花火です。ビルのはるか上空に大輪が咲く様子はロマンがあります。

ただ、古いカメラになるのでどうしても赤色が飽和してしまいディティールが失われていることがわかります。SONY α7IIIで撮影している分と比較してもらうとわかると思うのですが、全然撮影結果が変わります。

今のEOS機をしっかり触ったことがないのでわかりませんが、花火を撮影した際はどのような結果になるのでしょうか・・・ただ、Canon機はあまり赤色に強いイメージがありません。

 

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

最後のフィナーレを撮影した一枚になります。撮影設定は「ISO100 F20 SS20sec」で撮影しました。なので、夜景はドアンダーで写っていますがなんとか花火は白飛びせずに撮影することができました。

かなり絞っているので、夜景の中にある明るい場所に激しく光芒が出てしまっています。毎年、この場所から撮影すると目立ってしまい腹立たしい気持ちになります。花火の日くらいライト消してくれたらいいのになぁ・・・と思っているのですが無理でしょうね

 

EOS7Dの撮影成果は、他の2機種に比べるとイマイチで単調な写真が続くので、少なめの掲載で終了します。
これにて、1枚撮りシリーズの写真は終了になります。次は比較明合成の写真を載せていきます。




比較明合成した花火

SONY α7III

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

ここから比較明合成を行った写真を記事にしていきます。比較明合成は、カメラを固定して撮影していると後からいくらでも重ねて、いい感じに調整できるので花火撮影している人にとっては、ぜひ使って欲しいテクニックの一つです。

花火撮影の中では、地味な写真が量産されることがほとんどです。一枚撮りであげた写真のようにうまくいけばいいですが、中にはこの花火綺麗だったけど映えないなというような写真ができた場合、比較明合成の素材として活かすことができます。

最初の写真も3枚ほどの地味な写真を合成して1つの写真にしています。単体の写真ではイマイチでしたが、合成することでいい雰囲気の一枚にすることができます。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

地味に撮れてしまった花火の写真を救うことも大切ですが、良い写真をよりよく見せるというのも大事です。

先ほどの写真では、使わない素材を有効活用できると書きましたが1枚撮りでも良い写真にさらに重ねることでもっとド派手な一枚に仕上げることができます。

また、比較明合成ではノイズが減るので、多少過度なレタッチをするのなら合成する前にレタッチをしてしまった方がいいと思います。細部までこだわって編集するなら、後からレタッチすることをあまりオススメしません。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

おそらく、どの一枚を合成したかは振り返ってもらえればわかるのではないでしょうか(笑)
特に2枚目は単発でも十分綺麗な花火なのですが、偶然連発で同じ位置に花火が上がったので重ねてみると、また新しい花火ができました。本当に偶然撮れたものになりますが、ここまで良くなった例はありません。

ただ、残念なのが比較明合成であることがすぐにわかってしまうことです。なにわ淀川花火大会では後ろに飛行機が入ってしまうため、インターバル撮影などで撮影した画像を重ねると、繋がっているはずの軌跡が切れてしまうため一瞬でわかってしまいます
この辺りも花火撮影では難しい要素だと僕は思っています。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

いい感じに花火を仕上げたものの軌跡が邪魔で台無しになったパターンです。別にPhotoshopで綺麗に消し去るというのもアリなのですが、面倒なのでしません。

SONY α7IIIのアップデートで実装されたインターバル機能を使用して撮影した場合は、飛行機が遠くても上の写真のように軌跡が切れているのが目立つので、ドライブの設定を連続撮影にしてレリーズを使用して撮影することをオススメします。

 

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SONY α7III + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

 

アンダーに設定しすぎて、夜景が目立たなくてイマイチだった素材を集めて創った一枚になります。そこまで悪くない仕上がりになったのではないでしょうか。

ただ、こういう撮影をする場合は花火を目立たせるよりも写っている被写体と露出のバランスを考慮するのが最も大切であると思います。

 

最後にフィナーレの合成Verもつくってみたのですが、一枚撮りと何も変わらないのでここで載せるのをやめました。
また、今回は比較明合成しなくてもいいものがたくさん撮れたので作成した画像はかなり少なかったです。ここに載せる分は、駄作を抜いて7枚もあるので、結果は非常に良かったかなと思います。

 

SONY α7II

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

ここから、SONY α7IIで撮影した分になります。
こちらのカメラでは、一枚撮りでも十分な素材を使用して綺麗に仕上げているものを多く載せていきます。

1枚目は個人的に気に入った花火に数枚を合成して派手に仕上げてみました。特にポイントはビルの間から見えるカラフルな花火です。これがあるか無いかで印象が変わるので撮影できていて良かったです。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

比較明合成をすることで、阪急今津線と新幹線の光線をしっかり入れて記録しました。ビルの間から見える花火が、なにわ淀川花火らしさを感じるので、いいタイミングで新幹線が来てくれたおかげでそれなりの記録ができました。

画面下を通過したのは700系かな?500系かな?何が通過したか気になるところです。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

いい感じに上がった花火を記録しました。形や色合い、個人的には好みの仕上がりです。また、花火の右側にある大きなライトが目立たなかったのも良かったです。それ以外は普通の仕上がりの花火写真になります。
他の写真と見比べてみると、地味な作品になるのかなと思います。

 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

また、縦構図にして撮影した分で比較明合成をしました。新幹線が写っているパターンや飛行機が写っているパターンも含めて色々と作ってみました。

左の写真は比較明合成的には失敗か成功か微妙なところの例を載せてみました。飛行機の奇跡を見ると何枚合成しているかまでバレそうな勢いです(笑)

右の写真は、SONY α7IIIでも取り上げた花火と同じパターンで合成してみました。やっぱり色が美しい感じになっており、綺麗に仕上がっています。
 

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SONY α7II + EF 300mm F4L USM

 

比較明合成しなくても別にいい一枚だったのですが、統一感のある記事にしたかったので載せておきました。2枚ほどの比較明合成ですが、1枚ものと比べるといシンプルな花火になりました。

比較明合成は、重ね合わせる同士のピクセルを比較して、輝度値がより明るい方のピクセルが残るので赤色の花火が薄くなっています。
なので、この辺を合成するかしないかは好みということになります。たくさん撮影をしておくと選択肢が増えて、あとでどうするのか選ぶことができるので、素材はたくさんあった方がいいと思います。

 

これで、SONY α7IIの比較明合成分の終わりです。1枚撮りでも仕上がりが非常に良かったため、6枚ほどで終わってしまいました。あとで、作成するかもしれませんけどね(笑)

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

ここから、Canon EOS 7Dでの撮影分になります。EOS7Dは任意のタイミングでシャッターを切っていたので、比較明合成はあまり考えていませんでしたが、一応やってみたので載せていきます。

 

花火の仕上がりはすごく良かったのですが、飛行機の軌跡がどうしても目立ってしまいますね・・・

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

いい感じの花火が上がっている写真で合成をしてしまうと、とてもいい感じの写真になのですが、飛行機の軌跡がバレてしまい絶対に比較明合成している写真であることがわかります。

バレてはいけないということはないのですが、比較明合成はある程度撮影できるようになれば、ソフトを使うと簡単にいい感じの写真を作ることができるので、技術的にはそこまで高くはありません。
いかに、一枚で撮影するかということに、「僕は」こだわりを持って撮影をしています。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

昔のEOS機は赤色に対して本当に弱いので、色飽和を起こしていますが綺麗に撮影できた写真で比較明合成をしてみました。

上の写真は、飛行機の軌跡が途切れ途切れになってしまっていますが、下の写真は連続写真なので軌跡がバラバラにならず、いい感じで撮影することができています。皆さんはどちらの方が好きですか?
素材をたくさん撮影するといくらでも花火写真を生成することができます。軌跡だけの写真とかも合成しているので花火が写っていない写真も残しておくといいかと思います。

 

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Canon EOS 7D + EF 200mm F2.8L USM

 

これで今回最後の写真になります。露出を明るめにした時は、花火はとても綺麗に撮影することができますが、飛行機の軌跡が非常に目立っています。この辺は注意が必要です。
軌跡の色が違うのは、新しい飛行機でしょうか。どの機種かはわかりませんが断定できません。

 

最後は、なにわ淀川花火らしい写真でこの記事の最後を〆ようと思います。これより下は、個人的な意見になりますので、読みたい人は見てくださいね。

 

反省点

一応、今回の反省点を残しておこうと思いましたが、撮影条件が非常によくここ5年で一番良かったかつ、甲山森林公園に通うこと数十回の中でもかなり上位に入るレベルの空気だったので、二度と撮影することができないかもしれません。

反省点としては、サボってPENTAX645を持って行かなかったことでしょうか。一応、645のレンズを持っていたのですが、カメラは持って行ってなかったので甘えだったかなと思います。ただ、重たいのと露出がシビアなので、2台に限定しないといけないというところも考慮して、来年はどこかのタイミングで645を使いたいなと思います。

 

まとめ

 今回のまとめになるのですが、撮影条件がいいは大正義!

ということで、今回のなにわ淀川花火大会は過去最高の出来だったので、甲山森林公園から撮影することはもう無いかも・・・ただ実家から近い場所にあるので時期によっては可能性があるかもしれません。

この日、撮影条件が良かったのは気温が低かったというのがあります。気温が高い日は基本的に霞んでしまい花火を撮影するのが困難になります。なので、前日からサーチをすることが大切になります。もし、気温が高い場合は花火会場で撮影した方が圧倒的に綺麗なことをここに残しておきます。

 

また、花火を大きくかつ綺麗に撮影したい場合は35mm判換算500mmほど必要になります。APS-C機を使用の方は300mm以上のレンズが必要です。そして、あまり解像度が高く無いレンズの場合はしっかり絞って撮影することをオススメします。
2020年 なにわ淀川花火大会を撮影される方が、この記事を発見して見て欲しいなと思います。参考になったらSNS等で拡散してもらえると嬉しいです(^^)

 

 

 

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最後に本チャンの記事も貼っておきます。それでは!!!